ぎょーむ日誌 2000-02-17
2000 年 02 月 17 日 (木)
- 0740 起床.
曇り.
いや雪はまだ降っている.
気圧配置は冬型らしい.
- 締め切りも近づいてきたんで,
ぎょーむに取り掛かる.
なーに,
簡単なグラフを二枚作るだけのことなのです.
- BEGIN-END 構造からテイブル構造に変換する
Perl スクリプトを手直しする.
いままで「構造の深度」を数字でしか
指定できなかったので,
クラス (Pipe とか Foliage) の名前を指定して
表を作るようにしただけなんだが.
- あちゃー,
やはり現在の PipeTree だと ``背ぞろい'' が
完ペキすぎる.
わかってはいたが図にしてみると何ともはや.
うーん,
今回はどうでもいいんだが
……
やはり「伸長・肥大にまわせる資源の総量」を
決定したのちに,
「てきとーなるぷろぽーしょんを維持する」
やうに変形させるようにモデルを変更するかな
……
つまりパイプという架空概念にも
アロメトリー持ち込むということだ.
気に入らんがやむをえんか.
- 0940 自宅発.
久しぶりにゴミを出す.
降雪
……
いや,
これは吹雪というやつだ.
1016 JR 琴似駅発.
1030 研究室着.
- 登校中に考えていた server 関数法の問題点を
メモしておく.
昨日考えた server の得点を計算すれば,
いちおうペナルティー項は含まれると考えてよい.
しかしながら,
これは探索するパラメーター空間の中で
局所的な安定をもたらすだけで,
大域的にはどうなるのかよくわからない.
最尤法なんかで
パラメーター推定やってるうちに
「すべての観測に
説明の確率を与えてしまう」
バケモノのような server 関数の出現する
可能性がある,
ということだ.
- しかしながらこれ以上考えてもよくわからないので,
とりあえずいくつかのパラメーターを given に
しておいて,
実験をやるしかないだろう.
あるいはどうしようもない場合は,
ベイズ推定でごまかしてしまう.
尤度は説明確率の排他的な和を
(観測点の数だけ)
かけあわせていった
形になりそうだ.
あとは server 関数を ``押し込んで''
行ったときに,
その領域全体の尤度が上がるか下がるかを
評価していけばよいだけのことだ
……
さて,
いつになったら取り掛かれることやら.
- よし,ぎょーむ続行.
- パイプ樹木でこのパラメーターセットの場合,
128cm 四方に 50 個体も詰め込んでしまうと,
パラメーター感受性がほとんどなくなってしまうな.
単木的な状況のほうがよほど影響が出ている.
もう少し低密度にしてみるか.
- 低密度にするとちょっとはましに.
甲山さんが図を見て「高さ揃ってるね」.
そーです.
アロメトリーみたいなこと考えないと
だめかもしれません.
「それだけじゃなくて
……
暗いところで横方向の成長だけをさせるには,
生産力に応じてシンク強度が決まる
という資源配分モデルがいいかもね」.
私も隅田さんのセミナー聞いたりしてるうちに
そのサブモデルが必要と考えるようになりました.
しかし,
一瞬でそれを思いつかれるとは
……
こういった「樹木の形」問題に関する
年季の違いかなぁ.
- 1500 ごろより修論発表会に顔を出す.
ちょうど低温研の松木さんの発表が始まるところであった.
それから 2 時間ほど講座関係の発表を聞く.
聞くというより,
その間ずーっと最近煩わされてる問題を
考えていたわけだが.
- 修論終えた大学院生に
「堂々たる質疑応答でした」
と称賛すると,
「堂々とでたらめな回答してしまいました」
となげいておられる.
人はそうやって研究者になるんだろうね.
- 牧さんからウダイカンバのシュート動態モデルについて
教えていただく.
ミズナラが確率論的であったのに対して,
こちらはひどく決定論的である.
きっと宇宙人か何かが
太古に遺伝子操作したに違いない.
おそるべし,
カンバ属.
- セミナー室で修論慰労会.
席はおおいに荒れる.
修論院生ではなく,
それ以外の人々が泥酔しめいてーしておられる.
- ぎょーむ計算がなかなか思うようにならないので,
ときどき中座して計算してみる.
- お茶部屋でうだうだ話していてすでに 0300.
計算はまだやりかけ.
今日は帰れるのか.
- 今日の食卓
- 朝 (0840):
ダイコンいりマーボー豆腐.
昨日の残り.
- 昼 (1340):
お茶部屋にて昨晩の残りの飯を,
やはりお茶部屋の片隅にあった
永谷園のお茶づけで食べた.
- 晩 (1900):
修論慰労会のごちそう.
大鍋で水炊きが供される.
生春巻きなんかも.