ぎょーむ日誌 2000-02-13
2000 年 02 月 13 日 (日)
- 0700 起床.
降雪.
あー,
なんかすごく積もってる.
- 昨晩考えた
「端っこのある確率分布を使って
Newton-Raphson 法で最尤推定値を得る」
という方法論だが
……
L(θ) =
Product{ (確率論的モデル) × (ノイズカーネル) }
という尤度関数を採用することだよね.
うーん,
これってベイズ推定と
何か関係あるんじゃあないかしら.
- 今朝も風呂に入ってみる.
二日連続で風呂に入ったのは
いったい何ヵ月ぶりだろうか.
近来の快挙というやつか.
今回もまた残り湯で洗濯.
洗濯ものもたまっていたのです.
朝の味噌汁が温まるのを待ちながら,
足の裏など指圧してみる.
- 朝飯食いながら九大の柳川尭先生著「統計数学」を読んでみて,
上で述べてるカーネルつき最尤推定は
やはりベイズ推定と関係なさそうな
……
ベイズ推定ってのは推定されるパラメーターの
確率分布を考慮して計算するだけのことだから.
うーん,
あ,
しかしカーネルの形を規定している
パラメーターが何か確率分布に従っていると考えるなら
ベイズ推定といえそうだな,
これは.
- いずれにせよ「カーネルつき最尤推定」は
生態学のように「お行儀の悪い」データーセットを
取り扱うさいには有効だという気がする.
そう,
これは一月中旬に考えていた
「誤差と変異の分離」だ.
もう少しよく考えてみよう.
- 道警の運転免許試験課から
「さっさと更新しないと再取得がめんどーになるぞ」
なるお達しをいただく.
うん,
私も数日前にそれに気づいたんだけどね.
ここでぎりぎりまで粘ると,
また機会を逃すかもしれないので,
明日にでも手をうつか.
- 1040 自宅発.
晴れたり曇ったり.
晴れると新雪からの反射が眼に痛い.
札幌フードセンター琴似店で
3 個 120 円のキズものリンゴなど買う.
1105 JR 琴似発.
雪のせいでダイヤが乱れている.
札幌駅は日曜午前なのにすごい人混み.
雪まつりの最終日だからか.
1120 研究室着.
- Linux で修論発表の準備している浦口さんが
「あのー,Tpng で日本語入らないんですけど」
と怪しまれているので,
pump (ThinkPad)
拝見してみたんだけどどうもよくわからない.
Kinput2 だの Xwnmo だのは動いてるんだが,
jserver とつながらない.
またしても Wnn6 の呪いか.
- 牧さんがモデリングがうまくいかないというので,
あれこれと勝手なこと言ってみる.
等分散ではなく,
分散もサイズ依存であるようだ.
- 電総研の栗田多喜夫さんの
統計学解説ペイジ
をまとめてダウンロードしようとして,
東北大の熊谷正朗さんの作成による
httpdown
というツールを使わせていただくことにした.
これを make しようとすると,
型を指定されてない inline 関数やら
<sys/socket.h> に含まれる関数の引数の型が
間違っているといったコンパイルエラーが
表示されてなかなかてこずったんだけど,
なんとか構築できた.
ためしに <鳳翔> から httpdown してみたんだけど,
どうもみょーなアクセスログを残していく傾向が
あるみたいだ.
もう少しプログラミング能力あれば
ソースを正しくして作者に伝えることできるんだが.
ともあれ,
httpdown のおかげで
数十ペイジの解説が数式ごとダウンロードできたので,
まことに助かった.
要した時間は数分というところ.
- 遅い昼飯を食い始めたころから,
大学院生たちが
セミナー室で修論発表の練習の練習をやり始めた.
つまり 17 日に専攻課の修論発表会があるんだけど,
それに備えて明日の月曜日は
教官たちまでにぎにぎしく参列して
その練習をやるんで,
さらにその練習にそなえての練習をやる,
という趣旨のようだ.
日曜日だというのに
博士課程の院生までが大勢参加している.
修論発表なるものが
このように異様に重視されるのは
東日本に独特な風習だと思う.
不人情な私は欠席させていただく.
尤度比検定のプログラムでも書いてたほうが,
よほど自分のためにも他人のためになる.
- 最尤推定プログラムを部品の一部とする
尤度比検定プログラムを作らなければならない.
そのためにまず部品のほうの
入出力を改良する必要がある.
ここはいつも苦労させられるところだ.
- 出力はまぁ何とでもなるんだが,
問題は入力だ.
Perl みたいに入力処理の取り扱いが
容易な言語ばかり普段使っていると,
C++ なんかは面倒でしょうがない.
まぁこれでも標準ライブラリーの
<iostream>
<string>
<strstream>
などなどのおかげで,
C (あるいは Fortran77) なんかに比べると
ずっとマシということなんだろうが.
- PipeTree を作ったときに
このあたりは
かなり労力をさいて
自分なりに整備したつもりなんだけど,
いかんせんそれを
今回の最尤法関連のプログラムの部品とするには
ちょっと大げさすぎるような気がした.
そこで,
それを参考にしながらごく簡略化した
関数などを書いてみる.
ま,
基本はファイル入力ストリームから一行取って,
必要な点検をすませてから
string ストリームに出して,
すぐにその string ストリームから
ばらばらに取り出す,
というやり方だ.
Perl で言えばダイヤモンド演算子 (<>) と
文字列照合と
split だけで楽々と
できてしまうことにすぎないんだが.
- 練習の練習終えた浦口さんにあれこれと
修論発表の構想を教えていただく.
同じ Acer でもかくも挙動が異るものかと
感銘を受ける.
と同時に,
この複雑きわまりなりデーター構造を
何とかすっきりと取り扱えないかと考えてみる.
- どうにか最尤推定プログラムの入力部が改良された.
おなかもすいたので帰宅することに.
- 2230 研究室発.
雪はやんでいる.
2252 JR 札幌駅発.
2320 帰宅.
- 今日の食卓
- 朝 (0840):
ダイコン・ネギ・油揚げの味噌汁.
昨晩と同じ.
- 昼 (1500):
ネギ雑炊.
お茶部屋料理.
弁当として飯だけ持参.
おかずなし.
そこで小鍋でかつおだしをひき,
飯 (0.5 合) と刻んだネギ
(登校中に買った一束 50 円)
を投入.
塩と醤油で味付け.
- 晩 (2350):
朝と同じ.
炊飯器で炊いた飯を一合食べた.