ぎょーむ日誌 2000-02-07
2000 年 02 月 07 日 (月)
- 0940 起床.
- プログラミング続行.
どうして,
こんなシンプルな問題にてこずってるのか.
言い訳するなら,
着手する前にあれこれと考えてしまうからである.
一回だけ使うプログラムであれば
誰だってすぐに取り掛かれるだろう.
しかし,
これから末ながく,
しかも自分だけでない多くの人が使うものであるなら
「どういう使われ方するか」
を多少なりとも考えなければならない
……
とはいえ,
このあたりが頭の中で整理できてないのは,
今までロクなものを書いてなかったむくいなんだろうな.
- いままで最尤化されるモデルパラメーターの型を
double (倍精度浮動小数点) にしてたけど,
いろいろと制約条件とか面倒になってきたので,
Parameter というクラスを新しく作って,
全体を直してみる.
良くなったのか悪くなったのか.
- <Exceed> が
てきぱき動いてないような気がするので,
XFree86SVGA の
設定をいじって 256 色モードに落してみる.
画面表示に関しては多少は速くなったかな.
やっぱ VideoChip の Neomagic がいかんのだろうか.
当り前のことだけど,
画面全体の色はなんかヘン.
RAM に関してはたいして節約になってないような.
- コンパイルエラーの刈り取りは
GUI 版 vi (!! どーです驚いたでしょう) である
gvim でやる.
ex モードで make するだけで
問題ある行の全てを示してくれる.
さーてと,
いろいろ新しく導入したクラスのバグとりはすんだ.
外堀は埋められつつあるな.
- 朝から飯を食ってないので,
数値偏微分行列の計算関数を書きかけの段階で,
昼飯を作ってみる.
- Parameter クラスをあらかじめ作っておいたのは
正解だったとわかった.
数値偏微分を計算するときに
モデルパラメーターの値を
「ちょっと上」とか「ちょっと下」
に変更するときにすごく便利.
- うーむ,
尤度の計算と偏微分行列の生成って
分離したほうがいいのか
そうでもないのか.
- さーてと,
一応完成した
……
だけど
真のバグ取りはここから始まる.
数値計算の本が必要なんだけど手元にないんで
学校にいくことにする.
<Exceed> はいつまた壊れてもおかしくないので,
最尤法プログラムは束ねて固めて先に北大に送っておく.
- 1510 自宅発.
1535 JR 琴似駅発.
1550 研究室着
- 浦口さんにプログラミングの遅れに関して
あれこれ弁解がましいこと申し上げる.
最尤法と尤度比検定の枠組に対する
確信が弱まったカンジで不安になった.
そこでお茶部屋のホワイトボードを駆使して,
最尤推定法によるモデル推定という手法を
牧さんとかとーさんに「教化」してみる.
「ああ,なるほど」「そうなってるんですね」
と納得されると,
私自身の狂信度が上昇してココロの平安が実現する.
イエズス会ならば
この愚行を大いに称賛してくれるだろう.
- ぜーたくなことに 256 色ではやはり見にくいような
気がするので,
<Exceed> を 32 bit color mode に戻す.
- 思ったより数値微分というのは使いでがあるような気がする.
少なくともプログラミングの段階では
とても便利だ
(Parameter クラスが意外な健闘してるカンジだ).
問題は誤差だな.
- 試運転始めるが core を吐くバグがわからん
……
あ,これはつまらんバグだった.
しかし,
まだまだバグは残っている.
無限ループ落ちのつまらんバグをもひとつ撃退.
- お茶部屋でユニさんの料理を皆でいただく.
- バグ取りは延々と続く.
- 牧さんがシュート動態モデルで面白そうな結果を
計算しているので,
それについていろいろと教えていただく.
- 0000 研究室発.
JR は無理だが地下鉄なら間に合うかと
北 12 条駅に行ってみるが,
0006 が最終であった.
すでに遅し.
歩いて帰ることにする.
再び構内に突入して北大を斜めに横切り,
札幌競馬場の北側をかすめる.
氷点下の寒空のもと凍り付いた歩道を進む.
0125 帰宅.
久しぶりに長時間運動した.
- 今日の食卓
- 朝昼兼用 (1350):
キャベツ・ニラ・シイタケの炒め物.
冷蔵庫の残り物です.
味付けが例の「すき焼きわりした」
なる怪しげな調味液から離脱できない.
炊飯器で一合炊いたんだけど,
おなか減っていたので全部食べた.
- 晩 (2100):
インドネシアの鶏肉料理.
ユニさんが作ったのを
お茶部屋で大学院生たちといただく.
きちんとイスラム的に処理された
鶏肉をタケノコ・ヘイゼルナッツ
とスパイスで一時間ほど煮たとのこと.
スパイスが上等な肉の繊維にまで
染み込んでいて
とてもおいしかった.