Šamonil et al. (2008) Variability in forest floor at different spatial scales in a natural forest in the Carpathians: effect of windthrows and mesorelief.
はわりとおもしろかった.
要約して言えば,
土壌の状態の垂直方向・水平方向の相関を調べる,
というのが主題なのだけど
……
私であればベイズ統計モデルになおして解析してしまいところなんだけど,
著者たちはそういう方法を知らない条件のもとで,
variogram 解析だのカテゴリカルな相関解析だのを工夫している.
このように限られた道具しか使えない状況にあって,
正しい方向に工夫ができる生態学研究者はなかなかいない.