ぎょーむ日誌 2010-02-14

2010 年 02 月 14 日 (日)

• 0900 起床． 生活周期， よろしくない． 朝飯． コーヒー． 怠業．
• なぜかしら仕事やる気がでないなあ …… と思っていたのだけど， 「そーだ， 来週末も東京出張だし， いまのうちに難民キャンプ脱出 → A 棟帰還の 引越し作業をやってしまおう」 と思いついて， 昼飯くって 1400 自宅発． 曇． 1430 研究室着．

[ひっこし作業]

ぜんぜん片づいてないように思われるかもしれないけど， これで本・書類の箱づめ， 本棚その他の棚板はずし， 移転ラベルはりが終了した状態． 2 時間もかからなかった …… やはり難民キャンプではもちものが少ないので． 以前に A 棟から追い出されたときは， 移送物品に関する書類づくりだの， およそ気がとおくなるほどのゴミ捨てだの， そういったあれこれにヤラれていたんだなぁ ……

• ちょっとまたメイルかきとか．

[そして机まわりも]

だだっと片づけてしまった． デスクトップ機もウルさいだけなので， とりあえずケイブルなど外して移送ラベル (写真中の赤わく紙片) をつけてしまう． ThinkPad 鍵盤がふたつならぶ奇妙な光景．

• 1900 研究室発． 買いもの． 1930 帰宅． 晩飯．
• NHK 第二ラジオ， 日曜日の夜はなかなかおもしろい． 日曜カルチャーラジオ 「人道の旗の下に〜赤十字150年」 第 2 回「「国際人道法」の発展」 もなかなかおもしろかったが ……
• その次の， 文化講演会 「和風文化を育てたみやびな貴族・藤原道長」 倉本一宏さん (お， wikipedia に項目たってるな) のハナシはなんともすばらしい． 藤原道長 自筆の 御堂関白記 その他， 同時期の貴族の日記あれこれから道長のきゃらくたーを明らかにしていこう， というものなのだが …… なかなかけったいなヒトだとわかった． 計算づくのようでいて子供っぽい・「天然」， 投げやりだけど執念ぶかい (すぐに仕事やめたくなるけど， 天皇が他人に自分の代理を任命したら，いつまでもその点に粘着)， ちょっと冷酷だけどたいへんな臆病・こわがり (自分が排除した人間のたたりをおそれる) …… といった「ないす」なヒトのようで． とくに， 一条天皇 崩御周辺は秀逸．
  • 一条天皇が 32 才にして重い病気になってしまって， 道長からすると利用価値が減ってしまった (ちゃんと聞いてなかったんだけど， そもそも仲が悪くなりつつあった?)
  • せっかちな道長はさっさと天皇の座から引きずりおとそうと画策
  • その計画立案のため， 占い (当時，これはたいへん重要) で将来予測させてみると， 一条天皇の病気は重いので死んでしまう， という結果がでてしまった
  • そういう結果がえられると， 「なちゅらる」 なところもある道長は， 悲しくなって万感胸にせまって大声で泣いてしまった
  • ところが， その占いをやった場所が天皇が病床にふせっている横の部屋であり (なんでそんなところで占いするんだ!)， 泣き声におどろいた天皇が何ごとかとのぞきにきた
  • 一条天皇は自分の死という占いの結果を知らされて気分が悪くなって， いよいよ病は重くなってしまい， とうとう死んだ
  • 倉本さんのコメント: 自分の感情のおもむくままに行動しておきながら， 結果的に自分の利益になってしまう， というところが道長のすごいところで ……
  • 一条天皇の死後の出家のためには ヒゲそってから髪をそってやる必要があったのだが， 道長が順番まちがえて髪を先にそってしまったので， そのハゲ + ヒゲになってしまった顔を見たまわりのヒトたちが 「外道 (悪魔) のごとし」 とおびえてみたり
  • 一条天皇が「死んでも火葬だけはしてくれるな， 土葬にしてくれ」 と頼んでいたのに， 道長はうっかり火葬してしまって， あとから「あ，土葬にするんだった」 と気づいたり
  …… なんというか， 藤原道長の人物像がひっくりかえりました．
• [今日の運動]
  • またうんどう休養日．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0920): シリアル．
  • 昼 (1230): イソップベイカリーのクロワッサンとか．
  • 晩 (2130): 米麦 0.8 合． 麻婆豆腐． ハクサイ・ニンジン・タマネギ・シイタケ・ホタテのシチュー．