ぎょーむ日誌 2008-04-30
2008 年 04 月 30 日 (水)
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0730 起床.
朝飯.
コーヒー.
0845 自宅発.
曇.
0900 研究室着.
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cups で A 棟 8F 闇ネットプリンターが使えるかどうかの試行錯誤.
interface は
gnome-cups-manager
のたぐいがなくても web browser で
http://localhost:631/
にアクセスすればよい,
とわかった.
かんぢんの印刷出力だが
……
CANON な連中 (LIPS 4)
だと
Unable to open the initial device. quitting
と印刷出力してオワり.
やはり依然としてダメなのかな?
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1030 より
研究室セミナー,
本日は Antonio (もうすぐスイスに帰る)
で,
ようするに佐竹さんの 森林 → 農地 → 荒地 → 森林モデルに
ゲイム理論をもちこんで Nash equilibrium 調べました,
とゆーもの.
これまた単純化された状況で,
ワタシは農地にするから隣のアンタは森林を維持してね,
となっているとワタシがトクをしますとゆー設定
(こういうオハナシ系モデルではかかる設定なんかが
現実的かどうかはあまり問題にされない).
で,
囚人のジレンマみたいな状況になるので動態モデルを導入します
(というのもナゾなんだが),
とハナシが続く.
動態モデルのほうは土地そのものが超巨大トラックか何かに載せられて
すごいいきおいでうろうろする,
というシュールな状況を楽しめる.
そのようなしゅーるさは気にしないことにしても
(そうしないというこうハナシにはつきあいきれない),
動態モデルの場合,
ナッシュ均衡ぢゃなくて ESS (evolutionary stable strategy)
とか考えるべきなんぢゃないの,
経済モデルであっても,
とゆー点が気になったのでそうコメントしてみた.
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Nina さんからの長文メイルにとりくむ.
うーむ,
天塩川モデリング,
まだまだあれもこれも計算しないといけないのかなぁ
……
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めまいがしてきたので昼飯.
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読み宿題 (reading assignment)
になってる河川水質論文をぱらぱらとみる.
とにかくひたすら検定・検定をくりかえして,
一個でも多くの「ゆーい差」をかせぐタイプのもの
……
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大統領科研費の事務担当の A 棟 7F 三浦さんのところで
いくつか相談
……
やはりアリ論文は原稿段階でも報告書にほうりこんだほうがよさそう.
とゆーことで,
天塩川モデリングのつづきは来週末以降になりますゴメンね
メイルを Nina さんに送る.
しかしまあ,
放任・マルなげだけど deadline どんどん設定する研究室,
なのかねぇ
……
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ということでまたアリ論文おわらせ作業に復帰.
今さらながら Materials and Methods 節の再修正してみようとするこころみ.
ここは岩倉さん修論のそのあたりをこぴぺしたものなんだが
……
うをー,
やっぱりここでもひたすら supercolony が連呼されてたなぁ.
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うーむ,
この
「オレが supercolony と言ってるんだから,ここは supercolony」
てなかんぢの圧力みたいな雰囲気.
おしつぶされそうだ
……
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ともかく「ここには 3 億 600 万個体の働きアリがいる」
なんて古い論文に登場するスゴすぎる憶測値なんかは M & M section には不用だろう.
とりあえず introduction 節に移動していただくか
……
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なぜ introduction 節かといえば
……
えーと,
そもそも,
この論文は
「すーぱころにーかどうか判定のため,
きちんと敵対性行動実験 & データ解析やりましょう」
といった一般的な趣旨にしようともくろんでる.
にもかかわらず,
introduction 節で石狩浜うんぬんをもちだすことで,
何かこの特定の事例を研究することにイミがあるように見せかけるわけだ.
では,
そのイミとやらは何なのだろうな?
……
敵対性行動実験してないのに supercolony 宣伝がつっぱしってしまった事例研究,
として?
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じつはここでハナシがつじつまあわなくなりかねないのは,
supercolony の定義なるものが
……
世界中あちこちの大統領たち
(コワい世界だ)
がオレオレ定義をふりまわしてるだけかも,
なる懸念があるあたりか.
少なくとも定量的な基準もなければ
統一的な手法で判定すべしといったお約束がないのは確かだ.
まあ,
今さらながらだけど,
あとでもうちょい文献でも調べてみよう.
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もし世の中には無数のオレ定義しかないとすると,
「ここが supercolony かどうか」
なんて検討する価値のない問題のような気がするなぁ.
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とゆーかですねえ,
そもそも ``supercolony'' なる抽象概念って
大本営発表的なはったり宣伝文句というかんぢで,
生態学的には無価値なコトバだって気がしてきたよ.
たとえば,
population dynamics の観点から考えても
「ここのアリは supercolony だから集団動態はこうなる」
とか言える状況はないよ.
というのも,
現実のアリは移動範囲もかぎられているんで
(gene flow だってたいしたことあるまい),
つまり多女王 (polygynous) でたくさん woker 作って多巣性 (polydomous)
でどんどん分巣 (budding) してかつ
「近所とは派手なケンカをする確率が低い」
という条件さえ満たされれば
「同種アリのみからなる他種排他的なかなり巨大な colony」
は自動的に形成されていくわけだよ
……
数キロとか数百キロの遠隔地でケンカしようがしまいがどうでもよいことだね.
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ともかく石狩浜ハナシは移動移動,
と
……
しかしこの石狩浜新港で分断されました,
なんてハナシはどこに移動させても使いようがない気がするんだけどな.
新港がなければ worker たちは海浜ぞいに活溌に移動しまくってるハズ,
しかもそれによって supercolony が「維持」されてるっておハナシ
っていったいぜんたい
……
嗚呼,
どうしたもんかねえ.
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じつはこのあたり,
書き手が誰なのかに依存してるのかもしれない.
少なくともデータ解析したうけ業者である私による作文ならば
説得力ゼロいやいや -∞
なのはまちがいあるまい.
思いこみのどあいが低すぎるからだろうね.
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パラグラフの section 間移動というよりコメントアウト (in LaTeX)
して放置しとくか
……
いやいや,
このアリの季節性だの冬眠について説明した部分は残さんといかんな.
文中しつこく必要もないのに supercolony などと宣伝されてる部分は Ishikari Coast
という中立的な表現に変更して,
と.
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しかしそれにつけても
……
石狩浜に行ったこともなければ,
エゾアカヤマアリを (「これはエゾアカだ」と明確に認識しつつ)
見たこともない私が石狩浜におけるエゾアカヤマアリ実験の
Materials & Methods 節でっちあげている春の日の花と輝くウサンくささよ
……
職業的うそつきたる私としてはがんばってみせるべき局面なのだろうな.
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しかしそのあたりの書きなおしが終わらぬままチカラつきた.
1850 研究室発.
1905 帰宅.
晩飯の準備.
晩飯.
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Vine Linux プリンター問題,
cups
と
LPRng
の共存はならず.
ということで,
闇ネットプリンターたちを使うために LPRng
にもどした.
で,
自宅プリンター EPSON LP-800 だけど
……
これは /usr/sbin/printtool
でフィルターを LP-XX00
ではなく LP-1800 (eplaser)
を選択したらうまく動作した.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0800):
ヨーグルト.
リンゴ.
- 昼 (1300):
研究室お茶部屋.
米麦 0.6 合.
ゴボウ・ネギ・肉だんごの味噌煮.
- 晩 (2030):
米麦 0.8 合.
ネギ卵炒飯.
タマネギ・サバの電磁波酒蒸し.
コンブサラダ.