ぎょーむ日誌 2007-11-26
2007 年 11 月 26 日 (月)
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0850 起床.
0900 自宅発.
晴.
今朝は比較的温暖.
0915 研究室着.
計算結果ながめつつ朝飯.
コーヒー.
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3.3 万秒つまり 9 時間 10 分ほど費やした Pasoh 熱帯樹木 200 種の
樹冠を表現する階層ベイズモデルの計算
(時間がやや短くなってるのは「種差」パラメーターの種類を 6 から
4 に減らしたためである)
……
10000 MCMC step を費やして,
そうですなぁ,
まぁ収束してるように見える
(事後分布表,
BUGS code).
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主要な「種間共通」パラメーターの MCMC されぐあいはこう.
ホントはもっと長く sampling すべきだろうな.
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「種差」パラメーターのばらつきぐあいはこう.
階層ベイズモデルで表現される生物群集ってのは,
こういうふうに「ちょっとずれてる」事後分布の集合となる.
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……
ともかく矢澤さんの修論中間発表的なセミナーは明日なので,
この結果を引きわたすことにしようか.
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お茶部屋に招集されたので出頭してみると,
大学院生たちがベイズ新聞記事でもりあがっていた.
なんでも,
朝日新聞土曜日版にベイズな記事がのってたそーで
……
統数研の樋口さんによる解説,
あとは「ベイズってこんなに便利です」という工学系のヒトたちの解説だった.
「300 年後に脚光」
ってのは今から 300 年後にハヤるという意味ではなく,
300 年前の
Thomas Bayes
の発見にもとづく,
とゆーぐらいの意味で.
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まだ樹高「逆」加重 resampling ができてないけど,
矢澤さんにここまでの計算結果のひきわたし.
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resampling の準備を
……
とプログラムに入りそうになったところで,
午後からセミナーあること思いだしてその予習.
予習しつつ昼飯.
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1300 から Novotny さんセミナー
……
のはずだったんだが,
セミナー主催者の村上さん (苫小牧)
から「poorpoint 使える PC を一台」
といきなり所望されて地環研内を走ることに.
院生のマシンを貸してもらう.
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Novotny さんはこういう
Nature 論文
とか出してるヒトで,
今回はパプアニューギニアの熱帯林内昆虫群集を研究するための
logistic (これは個体群成長でもなければ統計モデルでもなく
「兵站」の意味)
を含めた組織・システムづくり,
ニューギニア島東北部の低地熱帯林 8 箇所間の比較,
低地林と山地熱帯林との比較,
熱帯と温帯 (Novotny さんの地元の中欧!) の比較,
ムシを取りつくすための熱帯林分の皆伐的なサンプリング
……
などなど.
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熱帯セミナーきいたあとは熱帯したうけにもどる.
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平尾君にゐんばぐすわざ講習,
ちょっとばかり.
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Pasoh 200 樹種の憶測サイズ分布計算できた.
パラメーター事後分布推定のついでに計算させてた
Gamma 混交な指数分布からのランダムサンプル,
こいつを対象樹木個体選抜時のサイズ依存 weight
を「逆加重」して
sample()
(R の関数)
してやると「もとのサイズ分布」が得られる,
というコンビネイションわざ.
樹木のサイズ分布には指数分布みたいなの使うのがよいらしい
……
ということでそれほどヘンではない憶測値がでている,
と確認できた.
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ということで,
これも矢澤さんにひきわたして,
熱帯したうけは一件落着
……
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で,
次は宮田さんの苫小牧計算,
と
……
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1940 研究室発.
帰宅途中で苫小牧計算のまちがいに気づいた.
いやはや.
2000 帰宅.
晩飯.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0940):
研究室.
食パン.
- 昼 (1240):
研究室.
食パン.
リンゴ.
- 晩 (2020):
米麦 0.8 合.
ホッケ.
ホウレンソウおひたし.