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ぎょーむ日誌 2006-11-18

苦情・お叱りは, たいへんお手数かけて恐縮ですが, 久保 (kubo@ees.hokudai.ac.jp) までお知らせください.

2006 年 11 月 18 日 (土)

mcmc18a

mcmc18b

mcmc18c

curves
[個体差考慮した光合成曲線推定]
階層ベイズモデルの本領発揮 …… と言いたいところだが, 今回のモデリングでわかったのは, 私はこのあたりの現象についてまだまだ理解が足りん, ということ. 今回の問題をすごく端的にいえば「葉の老化」をモデリングせよ, ということなんだけど, 推定やったり図を描いたりしてるうちに 今つかっている統計モデルとはまた別のモデルがアタマにうかんできた. それは「葉の老化曲線」といったものがあり, 個々の葉によってかなりカタチが異なっている. 早めに老化するものもあれば, 他よりも老化が遅れるものもある …… といった描像だ. さらに, 単なる憶測なんだけど, その老化曲線なるものはどこまでもはてしなく下降するものではなく, たとえば最大光合成速度に関して 「最低の最大光合成速度」 みたいなものがあり, 「自然状態で葉として機能しているならば, これよりも劣悪な光合成性能にはならない」 といった水準が存在するような気もする (たとえば葉内の窒素を全部ひきぬくことは不可能だから, といった理由で) ……


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