ぎょーむ日誌 2006-06-18
2006 年 06 月 18 日 (日)
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0930 起床.
朝飯.
コーヒー.
洗濯.
1105 自宅発.
曇.
1120 研究室着.
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本日はアカマツ論文かきなおしのために重要そうだけど,
あまりおもしろくなさそうな
(ということでちゃんと読んでいなかった)
論文
Radtke P.J. and Robinson A.P.
2006.
A Bayesian strategy for combining predictions
from empirical and process-based models.
Ecological Modelling 190: 287-298.
をきちんと読んで,
投稿論文かきなおしをひとまず終了させたい.
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そして日曜日だとゆーのに,
お茶部屋のほうからは大学院生たちの声がしきりと.
もちろんここまでエキサイトする何ごとか,
といえばいつものごとく食べもの関連というのは自明である.
なんかそういう香りがただよってくるし.
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で,
Radtke and Robinson (2006)
(「反主流派」ぢゃーなるらしさのあらわれる投稿日付は
2004 年 1 月)
読んでみたんだけど,
意外におもしろく意外に重要ではなかった.
PnET-II
なるパラメーターが 36 個 (!) もある
process-based model
(これは森林生態系の炭素と水の収支を計算するためのもの)
のパラメーターをきめる観測データがじゅうぶんに得られないので,
評判よろしい森林動態 empirical model の
G-HAT
で生成した「データ」で prior 作って
PnET-II
のパラメーターの posterior 計算しました,
というもの.
このあたりの工夫は面白いところ.
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面白くないのは,
これはそういう計算やらねばならぬ状況というのはわかるんだけど,
でてきた推定結果も
PnET-II
のややこしさを反映して何が何やらよくわからない,
というあたり.
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で,
重要ではない,
というのは改善中のアカマツ論文にとって,
という意味であって
……
つまり Radtke and Robinson (2006)
はややこしい process-based model をなんとかウマく使いましょう,
という趣旨のものであるから,
そういうところからは逃避している
アカマツのハナシとは完全に逆路線なのである.
つまり自己正当化のねたに使えないなあ,
ぐらいの意味で.
樹木・森林成長の process-based モデルはこんなにややこしくなりがち,
と説明してくれてる部分はその意味で「重要」だから利用させてもらうけど.
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となるとアカマツ Bayesian modelling やりましたという正当化は
……
うーむ,
Clark et al. (2003)
あたりを「利用」することになってしまうわけか.
いつものごとくマジメなのか投げやりなのかよくわからぬ
Jim Clark 断定節で書かれた conclusion 末尾は
Finally,
general ecological princeples derive from simple process models.
Simplicity is justified by the potential for broad application.
Models are extended to specific situations by adding
``effects'' to produce more complex process models.
Most of the effects cannot be parameterized.
Complex models can fail, in part, because they demand more
information than data can provide. Application typically involves
guesswork, and probability statements are rarely plausible.
Rich ``error'' structure can step in where complex process
models fail or are undesirable. Modern statistical computation
provides a way forward with a basic structure that allows
application of simple models within realistic context.
Hierarchical approaches sidestep deterministic complexity by
admitting variability and uncertainty.
となっていて,
特にふたつめのパラグラフはまるごと流用したいぐらいだ.
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昼飯.
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1530 ごろ農学部の高橋さん来訪
……
ということで本日はいかなる質問かと身がまえていたんだけど,
平和な雑談のうちに終了.
というのが当方の主観的な見方.
観測データとしては,
高橋さんの「ためいき回数」が 10 回未満だった,
とか?
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アカマツ論文,
Jim Clark 亜流路線で introduction とかのかきなおし.
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introduction と discussion のつじつまあわせがまだ終了してないけど,
ばててきたので撤退.
2040 研究室発.
買いもの.
2110 帰宅.
運動.
体重 74.2kg.
うげ,
運動ふそく太り.
明日,
健康診断なんだがなあ.
晩飯.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0940):
クロワッサン.
- 昼 (1440):
研究室お茶部屋.
ほっかほっか亭.
幕の内弁当.
470 円.
- 晩 (2340):
米麦 1.0 合.
カツオのたたき.
ネギ・シイタケ・豆腐・サバぶしの味噌汁.