ぎょーむ日誌 2005-03-07
2005 年 03 月 07 日 (月)
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0800 起床.
体温 36.8°C.
お,
回復してきた.
まだちょっとぼーっとしてるけど
(風邪薬の悪影響か?).
朝飯.
コーヒー.
0920 自宅発.
晴.
0930 研究室着.
研究か事務室の学術助成に液晶プロジェクター
(予備として夕張にもっていっていた)
を返却する.
ついでに会計掛にいき,
先日の「廊下のごみ」リストが届いてるかどーかを確認.
いまごろになって受信してるし.
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風邪からのりはびりなどと称して,
ぎょーむ日誌をうだうだと書く.
進化植物学研究会
のメモを見なおしたり,
いただいた別刷などに目をとおす.
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ちょっと前からわけわからん状態になってる査読報告がらみのあれこれ.
原著者から編集部経由でもとデータを送ってもらい,
私が「こうやったらいいんぢゃないでしょーか」
なる解説をやる,
という
……
うーむ,
その Journal 名とか書けん状態ですな.
二時間ほどとりまとめに費す.
ぢつに簡単な内容なんだけどね.
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とても使いどころありそうなデータとるような科学者たちが,
その解析手法をろくに知らないために,
そのデータの良さをいかせない事例がかなりあるように思う.
いわば,
食材をとってくるのは上手だけど,
料理がへたすぎてせっかくの材料がだいなしになる,
というような状況だ
(で,
材料さえ良ければ料理法がへっぽこでもかまわないんだ,
と主張する).
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これで一件落着,
と思ったらまた生命保険うりこみ.
いやはや.
追いかえしたあとになって気づいたんだけど,
ばか正直に「結婚してません,生命保険なにも入っていません」
などと教えてやることなかった.
某妻帯者氏の家の実態など参考にしつつ,
「ええ,結婚してます.
で,ぼくが知らないうちに妻がどんどん生命保険かけてしまっていて,
ですね
……
自分でもいくつの保険をかけられてるのかもわからないんです.
毎月の支払い合計はそうとうなもんです」
などと答えておけばよかった.
われながらなんてアタマが悪いんだ.
こんど別の勧誘員が来たら,
この策をつかってみよう.
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食欲いまいちないけど,
昼飯をもとめて北大生協へ.
本日は気温高く,
北大構内は雪どけ水没状態.
私は用意周到にもゴム長にて登校してきたわけだが.
研究室にもどって昼飯.
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苫小牧 parasitoid 問題ともまったく無関係ではないんで,
昨日の「dispersal がせまいけど (狭いからこそ?) 大発生する昆虫」
問題をしつこく調べてしまう.
たぶんそういうモデルとかあるだろう,
と思って調べてみたら,
けっこうぞろぞろとあるよな
……
E. Ranta, V. Kaitala, J. Lindström. 1999.
Spatially autocorrelated disturbances and patterns
in population synchrony.
Proc.R.Soc.Lond.B 266: 1851-1856.
とか.
これはごく単純化されたモデルだけど.
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フユシャクガの場合,
「広域」
(と言っていいのかどうかわからんけど)
で大発生が同期すんのは,
(メスは羽がないけど)
オスの成虫は自由にとびまわれるから,
そろうんでしょう.
たぶん.
つまり,
樹木の一斉開花の井鷺モデルの昆虫版みたいなもの,
とゆーことで.
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そして,
昨日,
松木さんに教えていただいたところによると,
フユシャクガ大発生の終息はまさに
「かたすとろふぃっく」
というべきものらしいんだよね
……
地中のサナギだかなんだかを全滅させる菌類が蔓延する,
とのことで.
ぢつに非線形にして強烈なる密度依存性だ.
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などと本業に関係ないこと調べてたら,
雑用の嵐が襲来してきて
……
ふと気づいたら時刻はすでに 1730.
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生態学会では
大阪大会
では自由集会のための液晶プロジェクターを準備してくれるそーで
……
いやー,
すごいことです.
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いろいろやらねばならんことがあるのだが
……
とりあえず小林さんから送られてきたアカマツ「補償」光合成原稿をみる.
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と思ったら,
ザツにかたづけた雑用のやりなおし命令が.
うう.
「さっさと手を切りたいイヤな仕事ほど丁寧に」
という教訓はおそらく正しいのだろうけど,
実践はなかなかにむずかしい.
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観測値のちらばりが不等分散なときに,
「不等分散だから」
という理由で
(位置パラメーターに関する)
のんぱらめとりっく検定やるのはまちがいである
……
というのをなんとなくネット上で検索してたら,
なんと
粕谷さんぶろぐ
を「発見」してしまった.
これは
動物行動学会大会
のときに
「九大ねた」あれこれを紹介されていた場所なんだけど,
いつのまにかこうなっていた,
とは
……
ノンパラメトリクスと分散
ならびに
Mann-WhitneyのU検定と不等分散
参照のこと.
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で,
私はこの面倒な問題に対して,
不等分散な状況を考慮した parametric bootstrap
尤度比検定
(10 日ほど前
にぢたばたしてたアレ)
でどうにかしよう,
と考えてるわけだが
……
本日になってようやく,
「尤度比検定は必ず片側検定」
というごくごくあたりまえのことが
アタマの中から完全にヌケおちていたことに気づいた.
すごく阿呆阿呆だ.
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しかもよく考えると,
10 日前のアレでは「母分散が異なる」
状況にまだ十分には対応できていない.
「母集団」をふたつ準備せんといかんのか.
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なんとなく大阪大会のポスター賞審査員なんぞを引き受けてしまった
(釧路大会ではひどく消耗させられてしまったわけだが).
どーも知ってるヒトからの依頼だと,
理不尽な理由をあれこれと並べたてて断る,
という手口が使えなくて,
ですね.
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とりあえず小林さんにとりあえずの
アカマツお返事メイルをだしてから撤退.
2020 研究室発.
2035 帰宅.
体温測定 37.6°C.
うーむ,
雑用熱か?
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0840):
クロワッサン.
- 昼 (1400):
研究室お茶部屋.
北大生協パン.
- 晩 (2150):
米麦 0.7 合.
ハクサイ・タマネギ・エノキダケ・豆腐のカレー.