ぎょーむ日誌 2004-10-07
2004 年 10 月 07 日 (木)
-
1010 起床.
-
呪われ解析の解体・修復作業
-
体調不良
-
運動できづ
-
眠れん
-
生活周期みだれる
-
2. にもどる
という悪しきループに陥ってるよーな.
朝飯.
コーヒー.
1050 自宅発.
晴.
1100 研究室着.
-
なんだか雑用にまきこまれて,
研究科事務室学術助成掛いき.
また別の件で計算機の速度調べてみたり.
-
ふつーの PC : 2-3 Gflops ぐらい
-
SONY ぷれすて2 : 8 Gflops ぐらい
-
Macintosh G5 : 10 Gflops ぐらい (2 cpu)
-
宣教師殿の劇変ちゃん : 13 Gflops ぐらい (8 cpu)
-
生き残りに必死な北大大計 : 200 Gflops ぐらい
-
``Big Mac'' : 10 Tflops ぐらい (Mac G5 1100 台)
-
地球シミュレイター : 35.8 Tflops ぐらい
-
IBM BlueGene/L : 36.0 Tflops ぐらい
-
などということ調べると,
Matt が使ってた Macintosh G5 ってそんなに速いの?
と調べてみたくなってしまった.
ssh
から G5 機に remote login,
まずはぱいぷ樹木をコンパイルしてみる
……
が,
開発環境のびみょーな差によって,
なかなか苦闘する.
makedepend
がらみなところとか,
STL な hash_map
なところとか
(後者は私のプログラムで名前空間の使いかたに問題あったため).
-
で,
実行して Dell 機 (Pentium4 2.4GHz)
と比較してみると
……
私のプログラムは multi-thread 対応ではないんで,
Mac G5 に積まれている CPU のうち一つしか仕事してくれない
……
これはあたりまえのことなんだけど,
気づかなかった.
-
このハナシの後日談.
Pentium4 は 53 分ほどで計算を片づけた
(
pipetree2004a/trial
の make sim1
54 年で終了).
MacG5 のほうはなかなか終らん.
というのも,
リモートで命じてる仕事が全力疾走してるのに,
MacOS X カーネルは節電のためにいきなり昏睡してしまうのだ
……
GUI 上で動きが無ければ.
ああ,
もちろんコントロールパネルで設定すれば,
カーネルはいつでも起動状態にできるんだろーけど,
そんなのはゴメンだい
(本音: multi thread な計算プログラムを作るのは面倒).
-
科研費申請しーづんであり,
三個所ほどにまきこまれている.
計算傭兵としては商売繁盛,
なのかもしれんけど
……
-
あれこれススまん.
ひとくぎりついたのが 1700.
昼飯.
-
このままではダメ人間度が「最強」までつよまってしまう,
ということで,
とある学術誌査読の原稿にとりくむ.
締切がせまっているので.
著者の所在地は 10000 キロメートル以上はなれてるから,
ここに書いても特定できないと思うんだけど,
内容は個体群生態学なものである
……
シラサギ
の
(後記: わざわざ強調までしていよいよ阿呆っぽいのだけど,
シラサギってのは誤訳というかかんちがいで,
別ものでした……うう).
これはミミコウモリ
のたぐいとは異り,
正真正銘の鳥類のサギである.
計算傭兵商売の良いところは,
こういうふうにあちこちの分野にクビをつっこめる,
というあたりなのかも
……
-
1.5 時間で読み終わる.
とゆーのも,
本文 10 ペイジ弱と短い,
文章がよみやすい,
データ解析がそれほどヒドくない,
そして傭兵のやとい主たる編集者からの注文で
「トリの生態についてはどうでもいいから,
統計学的にまつわる部分だけに注力しろ」
というモノだったんで.
-
で,
「解析がヒドくない」
と言いつつも,
このデータ解析はほぼ全部やりなおしたほうが良さそうな気がする
……
データはかなり注意ぶかく取り扱っているのは確かなんだけど,
そうやって抽出してみせたデータの構造の特徴をうまく利用できていない.
-
なぜなら
……
何か結論じみたものを述べるためには
ゆーい差決戦主義たるべし,
と思いつめてるよーで,
それは信仰の自由だから勝手にしやがれと思うんだけど
(ただしこの野外調査計画はぜんぜん検定むきではない),
「まるっきりデータの分布にあってないぢゃん」
な正規分布・等分散な
分散分析だの線形相関の検定だの持ちだして自爆してるんで.
丁寧に味つけした料理を美味しそうなかんぢに皿に盛りつけたのに,
仕上げに表面が白くなるほど
グルタミン酸ソーダをふりかけてまわるがごとき
……
-
ま,
分散分析は最後ではなく最初にやってしまってるんだけどね.
それゆえに,
全部やりなおし,
というか.
どうなんでしょ.
-
とはいえ,
まぢに考えると,
鳥の繁殖成功ってどういう統計モデルがいいのかよくわからんのヲ.
安直には Poission 分布一族のどれか,
と言ってしまいそう.
しかしながら,
このデータみると産卵数にあまり大きくない「上限」ありそうで,
ダメっぽい気がする.
個体群全体ならいいのか?
あと,
繁殖に完全に失敗したつがいの取り扱いがよーわからん.
条件つき分布を考える必要あり?
-
このあたりを確認して,
なにか別の解析プランを示さんといかんのだろうねえ
……
査読というより無料こんさるたんとぢゃん.
これでは.
-
で,
この論文原稿に多大の影響与えたらしい別の論文も読んでみる.
これも鳥類統計学か
……
そして鳥の種類によって現れたりする
underdispersion には何か意味がありそう.
underdispersion になる二項分布って,
何なんだろう
……
うん?
ひょっとして各つがいの行動が独立ではない?
いや,
それはヘンか.
-
そして,
underdispersion ないやつはウスきみ悪いほどに,
平均と分散の関係が理論どーりだ.
とゆーか,
このあたりの
平均 & 分散の計算方法に何か問題が内包されてるよーな気がする.
-
``♪ By'n by hard times comes a knocking at the door ...''
というわけでもないが,
さっさと取りかかるべきだったアカマツ問題について,
小林さんから質問メイルが.
とりあえずの返信.
-
2140 研究室発.
2200 帰宅.
晩飯.
-
[今日の運動]
-
腹筋運動 30 ×
3 回.
腕立ふせ 5 ×
3 回.
-
[今日の食卓]
- 朝 (1020):
米麦 0.7 合.
卵焼き.
- 昼 (1710):
米麦 0.7 合.
キャベツ・ニンジン・タマネギ・ブナシメジ・豆腐のカレー.
昨日の弁当を食わずに冷凍しといたもの.
- 晩 (2340):
米麦 1.0 合.
ハクサイ・ニンジン・タマネギ・エノキダケ・
豆腐・しらたきの煮物.