ぎょーむ日誌 2003-07-28
2003 年 07 月 28 日 (月)
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0930 起床.
うーむ,
昨晩なかなか寝られなかったんだけど,
その反動で寝坊してしまった.
0940 自宅発.
曇.
0950 研究室着.
朝飯.
コーヒー.
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新しいライブラリを作る前に,
先週すこし手をいれた開空度ライブラリにあわせて
PipeTree (
version 2003b
とする)
を直してみる
……
むう,
pointer をヤメて referernce に置き換えようとした試みが
いくつか失敗してるな.
これは C++ の referernce ってのは
初期化はできるけど代入はできない
という呪われ属性のため.
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1100 ごろつじつまがあう.
ということで,
にせ地下部に着手.
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科研費買いしちゃった液晶モニター Eizo
FlexScan L365
が到着する.
ああ,
これで Yahoo! オークション落札モノの
モニターから解放された
……
これって一日に何度もちらつき補正する必要あったんだよね.
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新ディスプレイも default 設定ではびみょーにちらつくんで,
Perl/Tk なちらつき発見スクリプト
(と言っても細かい市松模様を画面上にだすだけ)
をみながら clock phase をずらせていく
……
おお,
完ペキになった.
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1300 より
講座セミナー,
今日は D2 の赤坂君で
渡島駒ヶ岳のカラマツの成長と外生菌根菌の関係を調べます,
というもの.
データ解析をちゃんとやれば,
おそらく菌根形成率とやらの統計モデル化は可能という気がする.
問題はその次で,
菌根菌がたくさんついてる → 樹木の成長がよい,
なのか,
樹木の成長がよい → 菌根菌がたくさんついてる,
なのかよくわからん,
というところ.
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つづいて塩寺さんが前回の補足
……
ふーむ,
直線回帰とかで得られた複数のパラメーター推定値 (estimate)
をそれぞれタテ横軸にグラフにして,
何かを読み取ろうとする試みはすごく危険だ.
なぜかというと,
同一母集団から得られた標本集団たちの
「切片」「傾き」推定値のあいだには
必ず「負の相関」生じる
(と簡単に証明できる)
からだ
……
で,
こういう「アーティファクト相関」を
群集生態学の怪しげななんちゃらとかと連関させたりすると,
もうわけがわからなくなる.
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1500 セミナー終了.
昼飯.
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なぜか LiCor
LI-6400
なる光合成速度測定機械の「データ読み出せません」
問題
……
上記リンクから file exchanger
の新しいヴァージョンダウンロードして動かしてみたら,
あっさりと解決した.
これぐらい使うヒトたちでナンとかしてくれー
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なぜかお茶部屋で小菅せんせー査察.
私だけでは手に追えないのでかとーさんにも手伝っていただく.
今回の収穫は
……
戸田さん・工藤さん・日浦さんあたりを中心に進めていたらしい
「送粉系ネットワーク」
科研費報告書 (2003 年 4 月).
これには,
まず稲荷さん (低温研)
の苫小牧マルハナバチ時空変動のまとめが掲載されてる.
さらに下島・小菅・長谷川その他
歴代の林床草本開花院生たちの成果の工藤まとめと
同報告書になぜか含まれている小菅修論の異同をながめると,
部外者にもこのヒトたちの意図が少しはわかってくるわけで
……
さて.
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疑問点.
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稲荷研究では送粉者は
(花にとって利用可能な)
資源と捉えられてる.
しかし工藤-小菅研究では
なぜか必ずしもそうではなさそう.
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開花時期と同化物獲得可能期間の関連がわからん.
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苫小牧林床草本の
季節的すみわけ (とでも言うような)
パターンの成立過程をどういうものだと
考えてるのかわからん
(形質置換が発生しうる時間は短い?
cf.
苫小牧撹乱履歴
).
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けっきょくぱいぷ樹木地下部はススまなかった.
えーい.
2030 研究室発.
2040 帰宅.
晩飯.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (1010):
「北欧」クロワッサン.
- 昼 (1520):
弁当.
研究室お茶部屋.
米麦 0.7 合.
トマト・ハクサイ・シシトウのカレー.
- 晩 (2300):
米麦 0.7 合.
トマト・ハクサイ・シシトウのカレー.