ぎょーむ日誌 2002-12-18
2002 年 12 月 18 日 (水)
- 0810 起床.
朝飯.
コーヒー.
0855 自宅発.
晴.
0905 研究室着.
- いろいろメイル書きなど.
う.
苫小牧からの第二次攻撃予告.
- 今日は忘れものしてないように,
という心づもりであったんだが
Bazzaz 本を自宅においてきた.
やれやれ.
北大構内走のついでに回収してくるか.
- いつものことながら,
データ読みこみまわりを作るのは面倒だ.
下は個体の一部だけなんだが,
これだけの項目があったりする.
if ($head eq 'シュート数') {
……(処理)……
}
elsif ($head eq '被摂食数') {
……(処理)……
}
elsif ($head eq '葉巻き数') {
……(処理)……
}
elsif ($head eq '葉枯れ数') {
……(処理)……
}
elsif ($head eq 'マイナー') {
……(処理)……
}
elsif ($head eq 'アリ来訪') {
……(処理)……
}
elsif ($head eq '葉巻き') {
……(処理)……
}
elsif ($head eq '葉枯れ') {
……(処理)……
}
まぁ,
大澤君のシウリザクラ観測データはやはりどちらかといえば,
ふつーよりは複雑な構造をしてるということなんだろうなぁ.
- 1155 北大構内走発.
今日は早めに切り上げて 1225 帰宅.
昼飯など.
1245 自宅発.
1255 研究室もどる.
- 1300 より
Bazzaz 本にも見所はあるはず再評価委員会
.
今日の再評価委員は M1 大澤君.
他の人々が苦闘する Bazzaz ろぢっくを要領よくまとめている.
さて,第 9 章
``Ecological and genetic variation in early successional plants''
なんだが,
遺伝子解析はひとつしか登場しないのに,
遷移初期の草本 (結局この本はこればかり)
育成実験 (これは遺伝子なんぞ調べない)
だけで環境不均質性と遺伝的多様性の関連について,
まるまる一章ぶん論じきってしまうところは著者の面目躍如と言えよう.
- 1600 終了.
そのあとお茶部屋で
「XP と Vine Linux 共存させてみてくださいよ」
という大澤挑発になぜか乗ってしまって Sharp Mebius なる
ノート PC に 2 時間ほど費したのちに敗退してしまう.
ここまで完全にヤラれてしまうのはひさしぶりだ.
あとから調べてみたら
(って先に調べろよ),
XP に不法占拠されている計算機上に
Linux 人道支援を送り込むには
多少の手間と工夫
が必要とされるようだ.
- 撤退処理をしていると,
浦口さんが
「quasi-likelihood って AIC とかで
モデル選択できないんじゃないですか」
という恐るべき追求を
……
言われてみたらそうかも.
ああ,
なぜ今まで気づかなかったのだろう.
- これまた今さらながらに調べてみると,
quasi AIC (QAIC) なるものはある.
しかしこれは下のような特殊な状況
(というか quasi likelihood 推定がもっとも使われる状況)
にだけ対応するもののようだ.
-
一般化線形モデルで
Poisson 分布 (離散・非負)
の推定を行う
-
推定結果が overdispersion
(平均 < 分散)
であれば quasi likelihood 法で
推定しなおす
-
推定を 2. のように行った場合には
(overdispersion を勘案した)
QAIC でモデルを評価する
(quasi likelihood 推定でないときは普通の AIC)
- しかしいまやってるのは
「指数関数族のひとつの分布であって,
平均と分散の関数関係だけがわかっている」
という状況のもとでの推定なんだよね.
うーむ.
擬似尤度そのものはパラメーター推定には使えても,
しょせんはニセ尤度なんで確率論的モデル選択できん,
ということのようで
……
なるほど (Poisson 分布問題以外では)
擬似尤度が普及しないはずだ.
- もうちょっと調べてみると
……
さすがわ統計学者ども.
なにやら quasi-likelihood で
モデル選択ごとき操作をやろうとぢたばたしてるようだ.
しかしこのあたりは理論的にも応用的にも
まだ確立してない分野のような気がする.
- Quasi 文献はまた図書館にいってみることにして,
別の策を考えてみる.
- ……
うーむ,
ひょっとすると,
以前にほうりだしていた構想を使えるのではなかろーか.
それはこういうややこしい確率論的モデルで
……
(観測された値) = (ある確率分布の標本) + (測定誤差)
右辺の第一項は自然がつくり出した部分 (これを推定したい) で
第二項が人間によってつくり出された部分.
- で,
これを満たすような尤度方程式を書いてみる.
やはり面倒というか時間のかかりそうな積分が入るか.
しかし他に手がなさそう.
- これを
mlfitting
に計算させる
plugin_function.cc
書く.
しかし試験運転などやったりすると眠れなくなりそうなんで,
コンパイルが通ったところで撤退.
2420 研究室発.
2430 帰宅.
- ここ二日間ほどばたばたしていて,
あちこちにメイル返事が書けづ.
とどこおっておりますです.
- [今日の運動]
-
北大構内走 1125-1225.
ストレッチング.
- [今日の食卓]
- 朝 (0840):
米麦 0.5 合.
タマネギ・モロヘイヤ・マイタケの炒めもの.
ネギ・ニンジン・豆腐の味噌汁.
- 昼 (1230):
米麦 0.5 合.
タマネギ・モロヘイヤ・マイタケの炒めもの.
ネギ・ニンジン・豆腐の味噌汁.
- 晩 (2120):
弁当.
研究室お茶部屋.
米麦 0.8 合.
タマネギ・モロヘイヤ・マイタケの炒めもの.
ネギ・ニンジン・豆腐の味噌汁.