KuboLog 2002-01-31

2002 年 01 月 31 日 (木)

0555 起床．

朝飯・弁当の準備．朝飯．コーヒー．シャワー．

0650 自宅発．晴れ．特急に乗って 0657 京急平和島発．普通に乗り換えて 0718 京急上大岡発． 0745 研究所着．

怪しげな作画計算は …… 0030 に終ってたか (また競合ジョブありの状態)．どういう個体が生成されたのかしらん．

[針葉の呼吸速度下げると]
暗いところの針葉も生残するので見てくれはマシになる．しかしまだちょっとすかすかしてるかな．

74c74
< width_to_wing_width         0.5 #[cm/cm]
---
> width_to_wing_width         1.0 #[cm/cm]
79c79
< pmax                        2.5   #[g/g]
---
> pmax                        3.5   #[g/g]
82c82
< respiration_foliage         0.20  #[g/g/yr]
---
> respiration_foliage         1.00  #[g/g/yr]
92,93c92,93
< vertical_score_dumping_main 1.00
< vertical_score_dumping_sub  0.70
---
> vertical_score_dumping_main 0.999
> vertical_score_dumping_sub  0.667
95c95
< lateral_score_dumping_sub   0.70
---
> lateral_score_dumping_sub   1.0

パラメーターセットいったんもとに戻して，今度は「ニセ」光合成曲線である明るさ→年間総生産関数をひねってみることに．

[明るさ-生産速度]
赤→青という方向に変更してみますかね．あ， Net Production じゃなくて総生産だ．

このへんの怪しい計算に没頭してたら …… NASDA 系潜入工作員の齋藤さんに声をかけられて気づく．しまった，今日は RESTEC から講師のヒトが派遣されてくるりもせん講習会の第二回目だった． 1020 会場に． 20 分の遅刻．しかい幸いにもたいして講義は進んでなかった．

午前中は光学センサーと合成開口レーダー (SAR) に関する復習篇みたいな．前回と同じような内容でさらに詳しく，というかんぢか． SAR については多少くわしくなった．

午前の部が終了したのは 1255 なんで今日は脱柵脱走は中止．昼飯の弁当． 1345 から午後の部．画像データをちょっといぢってみるという実習．

うう …… ぱそこん教室みたいに IBM マシンと液晶ディスプレイが並べられててですね， JIS 鍵盤がついててですね，電気鼠をこづきつつ変な OS を無理矢理使わされてですね …… データは DVD RAM で配布された．こんなメディア触るの初めてだ．ドライヴにいれても読まないので「準備ができてません」と文句つけやがって …… うん? ひょっとして …… と思ってメディアをよく見ると A 面 B 面があった．ひっくりかえして食わせると今度はマウントされた．

気象衛星 NOAA と SAR 衛星のデータを眺める実習．まずは NOAA の可視光-近赤外画像データ．ソフトウェアは RESTEC 謹製 (VB 製品?) らしきもの．てきとーに遊んでたら講師の話がどんどん進んでることに気づく．急いで試行錯誤してみてどうにか追いついた．バンド 1-5 ごとに表示してみたり (近赤外線をわりつけられてるところだと海表面温度から潮流を読める) 温度を推定してみたり．

NOAA は一区切りついて小休憩．画像に矢印を手動でスーパーインポーズするソフトウェアについてあまり説明されてなかったんでそれで遊んでみる．これが GUI なやつじゃないのはいいんだが， DOS 窓ソフトウェアにしてもインターフェイスが貧弱すぎる． readline のような気のきいた GNU ライブラリとか使ってないからややこしい画像ファイル名とか手動で間違いなく入力しないといきなり終了する．さらにさらに，ぢたばたしてたら RESTEC の利他的おねーさんが使いかたを教育的指導してくださったんだけど，アタマの後ろ上方から「○○と入力してください」「コンマできってください」と指示がトンでくるとかなり緊張，手がふるえる …… うう，今度からヒトに使いかたを教えるときはこのへんを配慮しようと思ってみたり．

つづいて SAR 衛星 JERS と ERS のデータを，まぁ眺めるだけの実習．空間分解能 18m，マイクロウェイヴ (JERS だと 23cm 波) の反射の強弱のみ …… ということで光学センサーものより見てくれは良くない．ウリは天気が悪くても観測できるというのと，同一地点に対して距離精測を二回やって結果を干渉させると地震による地形のゆがみなど検知できたり，といったところ．現在の SAR 衛星でもっとも良いもの (カナダの RADERSAT) でも空間分解能 6m なので，もうちょっと細かく見えないと森林生態学とかには使いにくそうである．

地形の見えかたと自分のアタマの中の簡略化した SAR モデルを比較しながらいくつか質問してみる．専門家の回答いただくと，しだいに脳内 SAR の挙動が補正されてきて，よりわかったような気分になれた．

1610 講習会終了．独房区画に撤退する．近ごろはふろんちあも囚人を収監する金がなくなったんで，私のいるブロックだと 6 コのうち 4 コまでが無人なんだけど， RESTEC のヒトたちが講習に用いた 10 数台の IBM PC だの液晶ディスプレイだのをその空き区画に搬入している．今回受講できなかった囚人たちのために近々おなじ内容の講習会やるために機材をデポしてるそうだ．

生産力の関数を少し直した計算結果がどんどん出てきてるんだけど，ややずんどうな主幹になってる．調べてみると，主幹内で死んだパイプ断面積の割合が高くなってる．

これを補正する策はある． Abies PipeTree には，死んだばかりのパイプを再利用というオプションがあるんで，それを有効にしてみる． dead_pipe_recycle: false を true に．また再計算．このサブモデルの原案もまた牧先生から以前に伝授していただいたものである．

1745 研究所発．研究には当面つかいものになりそうにない合成開口レーダー衛星のことがみょーにアタマから去らない．どうやっていつも進行方向 (アジマス方向) 右側一定入射角でマイクロウェイヴビームを照射してるんだろう …… 歩きながらしばらく考える．そうか， SAR 衛星は自転してるんだ．その自転周期と衛星の公転周期が完全に一致してるから …… うーむ，軌道高度 600Km，すごくゆっくりと自転しながら秒速 7000m ぐらいで北極と南極をいったりきたり，という情景の空想はなかなか楽しい …… と手のこんだ現実逃避． SAR な一日でした．普通に乗って 1755 京急杉田発．特急に乗り換えて 1800 京急上大岡発． 1840 帰宅．

体重 72.6Kg．ここ数日うんどう不足か?

晩飯食いつつラジオのニュース …… 今晩も向坂さん．諸君，騒ぐまい．

今日の食卓

朝 (0615): 米 0.6 合．ホウレンソウ・シイタケ・豆腐の炒めもの．ダイコン・サヤインゲン・シイタケ・油揚の味噌汁．
昼 (1255): 弁当．米 0.8 合．ホウレンソウ・シイタケ・豆腐の炒めもの．
晩 (1900): 米 0.6 合．朝と同じ．

ぎょーむ日誌 2002-01-31

2002 年 01 月 31 日 (木)