ぎょーむ日誌 2001-11-16
2001 年 11 月 16 日 (金)
- 0720 起床.
風邪からなかなか回復しない.
- 朝飯・弁当の準備.
朝飯.
- 0800 自宅発.
晴れ.
特急に乗って
0813 京急平和島発.
普通に乗り換えて
0840 京急上大岡発.
0855 研究所着.
- ここまで来るのにけっこうばてた.
しかも独房群のネットワーク転送速度,
いつもにもましてのろい.
回線腐ってるのか?
- 昨日は一日中寒かったので,
今日は厚いセーターなど着てみる.
それでもやや寒い
……
などと書いていたら甲山さんからメイル.
うーむ,
今日の脱柵・遠出をススめるものだ.
体力温存してでかけるしかないか.
- とは言ってみたものの,
仕事進まん.
これはいつもの怠業ではなく,
ホントにばててるのである.
- だめだ.
午前中は「ニセ」アカマツコードを見直しただけで終った.
- 何やら京大農学部でインストール作業をやっておられる牧さんと
昨日から dual boot メイルのやりとり続いてる.
この学部はおそろしいところで,
Ruby v.s. Perl の布教合戦だのがあったり,
超然たる Kylix 使いがいたりする
……
らしい.
なんかすごい.
私は dual boot なんて面倒なコトはやめて
Window$ なヒトたちには (ちかごろずいぶんと進化した)
cygwin とか使ってもらってはどうでしょうねぇ,
などと水をさしてるんだが.
間抜けデータシート作って喜ぶ
ゑくせりあんが減るなら何でもいーや,
という心境.
近ごろは.
- まいったな.
多摩川遡行するなら 1415 までに
ここを脱柵せんといかんのか.
どうしよう.
- いままで「ニセ」アカマツにおいて無情にも無視されてきた
「葉っぱの重さ」
……
これが問題解決のカギとなるか.
package RedpineTree
として定義されるクラス (らしきもの)
に OTC 葉っぱデータを読ませるようにする.
- ああ,
もう時間か.
たぶん今日は独房内で服役していても
作業はそれほどススまぬだろう.
そして宿泊客捕捉にもそれこそアタマ痛くなる
困難生じうる公算大.
ならばこちらから出むくまでだ.
多摩川遡行を決断.
- 1410 独房発.
なんか歩くとくらくらするような.
一番内側の関門は無人の電子錠式なので難なく突破.
問題は独房群正面出入口カタめる鉄壁の
……
壁際に隠れて状況をうかがうと
……
ああ,
いた.
受付をよそおった看守のおねーさんが脱柵者に目を光らせている.
どうしよう.
- 以前から脱柵ルートのひとつとして検討していた
某搬入口に迂回してみるか.
施錠されてませんように
……
よし.
ここは無意味に警戒のカタい独房群のセキュリティホールみたいなもんだな.
独房群腐れファイアーウォールが telnet 受けつけるのと同じで.
- 1425 JR 新杉田発.
横浜線 JR 橋本まで 780 円.
1447 JR 東神奈川で乗り換えて
1538 JR 橋本着.
京王線相模原線に乗り換えて
1542 京王南大沢着.
ここまで 140 円.
1550 都立大植物生態学教室着.
- 今日のセミナーの特別講演者・北大かとー大先生は 1600 ちょうどに着.
午前中に甲山さんに足止めをくらった遅れを回復すべく,
携帯電話で路線検索サイトを見ながら羽田からここまで到達したとのこと.
「これが最短でした」という経路はかなり複雑怪奇なもので,
おそらく大先生は路線検索サイトを
親指一本でクラッキングすることによって
その尋常ならざる最適解を算出せしめたにちがいあるまい.
- 1615
セミナー
開始.
ハクウンボクの開花要因,
開花への資源投資が個体群動態に与える影響,
オオモミジの雌雄開花フェノロジー.
(かとー先生にとっては当たり前のことなのでまったく
強調されなかったのであるが)
取り扱いの面倒このうえない個体・個花序の経年データを
Perl で手際よくデータベイスした上で
R であれこれと解析されている.
「割り算」を過剰に多用する北大式統計学なんで
(これを使わないと学位審査会に派遣されてくる
総長勅任の伝統保全監察官がクラーク先生にお詫びしろ
と激怒するのである),
そちら方面はちょっとアブないかんぢ
(ふつーの統計学の見地では).
- 北大式統計学の難解さゆえに何度か昏睡しつつも,
途中でマヌケな質問などしてみる.
最後のオオモミジ話は
「メスによるオス資源の獲得→『ニッチ』分割」
というアイデアでうまくモデリングできるな,
と確認.
これは私の発案ではなく,
ふろんちあ小ボスとして本日の多摩川遡行を命じるメイル出した
甲山さんが考えたものである.
- セミナー後,
京王南大沢横のパセオ内
天龍門
で皆さんとお食事.
研究室出る前に私がだらしなくふらふらしてたので,
鈴木準一郎さんが漢方風邪薬
葛根湯
をめぐんでくださった.
- 2120 ごろ解散.
今晩のホテル久保の宿泊客たるかとー大先生を
多摩川下流の当家までご案内する.
記録ないんでわからないんだけど
2130 ごろ京王南大沢発.
京王稲田堤で下車して JR 南武線の駅をめざす.
2200 ごろ JR 稲田堤発.
2230 JR 川崎着.
2250 京急川崎発.
2300 京急大森町着.
2310 帰宅.
- 風呂はけっこうとのことなので,
今日は第二松の湯ご案内シークエンスはカット.
買っておいたワインなど飲んでもらいつつ,
当家の ADSL 闇ネットなどらちもなく自慢してみたり.
- いざ高脚式ベッドで寝てもらおうとすると
シーツがなかなか見つからなかったり,
といろいろ不手際.
私は畳部屋でエアマット上の寝袋にもぐりこむ.
これはこれで快適である.
とはいえばてた.
- 今日の食卓
- 朝 (0720):
米 0.3 合.
昨晩の残りの雑炊.
- 昼 (1220):
弁当.
米 0.8 合.
鶏ひき肉・タマネギ・エノキダケの卵焼.
なにぜいたくなもの食ってやがるんだよう,
と思われるかもしれなけど,
これは宿泊客迎撃演習の一環なのである.
- 晩 (1830):
「天龍門」にて台湾料理いろいろ.
ピーナツをカラごと蒸籠で蒸したのがおもしろかった.