ぎょーむ日誌 2001-08-19

2001 年 08 月 19 日 (日)

• 0800 起床． やはり平日からよく寝ておけば 週末だからといってバテたりしないのかも．
• と言いつつ， 午前中は半分寝てるような状態． Harvard Forest で感光紙を貼りつけ作業を終えて 機嫌のよくなった浦口さんが 雑談メイルのやりとりに応じてくださる． なぜか麻布高校山岳部 1959 年 夏山合宿映画のネット上で公開されてる 動画ファイルに関する議論．
• うーむ， このころは北アルプス国立公園内でも焚き火 OK だったのか． すごいすごい． キスリングとか個人装備は この 30 年後と変わらんな． とはいえ， 去年に槍沢から登ったときにはほとんど見掛けなかったけど． あの日本的な登山用ずた袋．
• 今朝の東京の最低気温 19.6 ℃!! 素晴しい． このままコトを荒立てずに秋になってくれ． ああ， しかし私の「夏休みの宿題」が ……
• ちょっとシミュレイション用ライブラリを手直し． 昼すぎてから「ニセ」アカマツつづき． 無謀な気がするんだけど， 結果・考察まで進めてみよう， という試み．
• ちょっと中断して申請していたパスポートを取りにいく． 1630 までに有楽町に行かねばならない．
• 1535 自宅発． 曇り． 涼しい． たいへんよろしい． 1545 京急平和島発． 品川で乗り換えて 1605 JR 有楽町着． 交通会館とやらで 15000 円の収入印紙というのを買い， それを貼りつけた用紙を差し出して 無事にパスポート受け取る． 赤い表紙． 2011 年 8 月まで有効． 用事おしまい．
• 前回来たときの顛末として， ここらにはろくな本屋が無いと書いたら， すぐ近くに 八重洲ブックセンター ありますよと 竹中さん から教えていただいたので， 今日はそちらを威力偵察していくつもり．
• 有楽町から JR 東京八重洲口までどれぐらいの距離なのか? あっ， うかつにも地図を持って来るのを忘れた． しかし線路ぞいに進めば自位置を失することもあるまい． 幸いにもデイパックには方位磁針つけてる． 方位北々東． 確認． 進出予想距離いっせん …… いや， はっぴゃくめーとる? 1610 交通会館出る． 外堀通という道路ぞいにすすむ …… 6 分後， とくに遭難もせずに八重洲ブックセンター着． ふう．

[黄金金次郎] 八重洲ブックセンターなる JR 東京八重洲口にある巨大書店． 店頭に金ぴか像を配したりするあたりが 東京人のセンスのわけのわからなさだ．

• おお， さすがにでかい …… と感心しつつ 3F 科学書おきばへ． 生物学関連ざっと見てから， 数学関連のほうに行ってみる． やはり， 浜松町の最大本屋 Dan や JR 横浜の有隣堂よりもよほど揃っている． もっともいんぱくとあったのは 「五次方程式の代数的一般解法」なる自費出版本． 一般解が存在しないとされていた従来の定説をくつがえした， か． すごすぎー
• 統計学コーナーはかなりじっくり見たけど買いたいものナシ． 計算機本のほうで 3 冊買う (後述)． 13000 円の出費． うう．
• 7F 輸入本置き場に行ってさらに驚愕． 科学書についてはこちらを見るべきだ． 統計学本しか見てないけど， 英語本置き場のほうがよほど良い． しかし値段がみょーに高い． もしやと思って帰宅してから Amazon.co.jp の値段と照合してみたら …… やっぱり高いぞ八重洲値段． たとえば， 前の版に比べると パラメーター推定方法などがずいぶんと実用的になった Matrix Population Models : Construction, Analysis, and Interpretation (Hal Caswell) が Amazon.co.jp 値段 7785 円なのに， 八重洲値段は 11000 円超． さらに八重洲 12000 円ほどの Numerical Methods of Statistics は Amazon 8984 円． 計算機本なんかでも比較してみたんだけど， この傾向は同じである． さらに Amazon.co.jp の場合， 5000 円以上買うと送料無料 (500 円の払い戻しまでアリ)． 大森の自宅から JR 東京まで往復すると 620 円．
• ということで， 私のようなびんぼー人にとっての 八重洲ブックセンターの利用法は: (1) JR 東京による機会があったら覗いてみる． (2) 科学書は輸入本置き場を見る． (3) しかし実際に購入するならネットから買う． ということになりそう．
• そういえば， 独房群からの帰路途中の京急上大岡にも 八重洲の出店があるけど， どういうかんぢなんだろうなあ． 今度しらべてみるか．
• 2 時間ちかく費した八重洲ブックセンター発． 1810． JR 東京地下の古本屋なぞのぞいてみる． 1826 JR 東京発． 品川で乗り換えて 1900 帰宅．
• 晩飯食ってから買って来た三冊の計算機本をぱらぱらとながめる．
• 「MySQL & mSQL」 ． データベイス本 (原書は 1999 年のもの)． 森林・樹木シミュレイターのデータを 動態コードと分離するなら， この RDBM か， ということで． C++ によるオブジェクト指向データベイスうんぬん という解説あり． むろん Perl，Python，Java，Ruby といった他の言語からも 呼び出す手段が準備されている．
• 先日買った 「Python 入門」 が面白かったので， その続刊 「Python プログラミング」 これらの本は 1996 年刊と古くて， 呪われな C++ との結合に関しては あまり詳しく書かれていない． ネットで調べるしかないか．
• まぁ， C の拡張モジュールが (Perl に比べて) 簡単にかけるみたいなんで， Python → C → C++ とつないでしまえばよいけど． どうせ， いまやろーかなぁと考えてるのは 自作の C++ な開空度計算ライブラリを 何かのスクリプト言語から呼び出すことなんで．
• このヘビ本， 永続的情報に一章さいている． 内容は shelve をつかった dbm との連携， か． どうもこれがメインのワザみたいね． 高速化を狙うなら cPickle 使えってことのようだ．
• 最後の一冊 「入門 Scheme」 ． Scheme は Lisp の一方言である． Linux 上では GNU が GUI 環境設定言語として 布教しつつある guile なんかが Scheme 実装の例である．
• なんでこんなのに興味を持ったかというと， やはり永続オブジェクトがらみである． 以前に 「普通のやつらの上を行け ---Beating the Averages---」 なる Lisp 賞讃文書を読んだ． この著者いわく， Lisp ってのはラテン語みたいなもんじゃなくて ネット通販サイトなんか作るときにもすごーく役に立つんだぜ， ひひひ． へえ， なんであんな計算科学者用の (((()))) という見てくれの言語なんかが 商売の役にたつんだろう …… と思って読み進めてみたら， どうも複雑なデータ構造有する永続オブジェクトの 書き出し・読みこみ素早く保守と拡張が簡単， と言いたいんではなかろーかと推測できた．
• こういう機能に関しては …… なるほど Perl,Python,Ruby にも eval なんてのはあるけど， おそらく Lisp 一族はそのあたりがキモなんで 性能がかなりよい， とか． どうなんだろう．
• メイラー Mew を動かしている Emacs の emacs-lisp も含めて， 私は Lisp はほとんどわからない． しかし， 思い返せば Lisp の影響うけたとある言語を かなり駆使していた時期がある． Mathematica である．
• Mathematica はあのふにゃふにゃしたフロントエンドは横にどけて， リスト {...{...{...}}} を駆使したコードで Mathematica カーネルを直接たたく， というのがもっとも効果的な使い方だった (ただし，今はこの懐かしい言語を使っていない …… 少なからぬカネがかかるソフトウェアなんで)． で， たしかに永続的なオブジェクトを書き出すことは容易であり， 読みこんですぐに eval (とわざわざ明示的に指示する必要もなし) もできた …… あれみたいなもんかな．
• …… などなどと， 当面のぎょーむにはまったく関係ないことばかり書いてたら すでに 2300 すぎ! 明日の飯の準備もしてさっさと寝なくては． ああ， 結局この週末も仕事ススまなかったな． 夏休みの宿題， 間に合うのだろうか?
• 今日の食卓
  • 朝 (0830): 米 0.7 合． 昨晩の残り．
  • 昼 (1330): 蕎麦．
  • 晩 (1940): 米 0.7 合． ニンジン・タマネギ・ニラ・卵の炒飯．