ぎょーむ日誌 2001-05-05
2001 年 05 月 05 日 (土)
- 1130 起床.
なんとか午前起き.
しかし眠い.
- 1830 まで自宅闇ネットの改善.
外づけ計算機 Mate
(これはディスプレイも鍵盤もない本体だけ)
を <闇ルーター> として
ADSL 回線に接続,
さらに ThinkPad を <闇ホスト> として
Mate に接続,
という構想である.
こうすることによって一本しかない ADSL 回線
を二機 (あるいはそれ以上) の計算機で共有できるわけだ.
[自宅 ADSL 闇ネット]
右壁際が Mate,
画面・鍵盤なしのだるま状態.
左は my ばか hub.
独房に持っていったクロスケイブル回収すべきか.
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- ちょっとまだ処理の自動化が済んでないんだけど,
全体的な手順だけここに記録しておく.
- [PCMICA LAN カード二枚挿し設定]
私は知らなかったんだけど,
以下の手口はよく使われるらしい.
まず eth0 と eth1 をそれぞれ表・闇 (あるいは逆)
に割り当てると決める.
# cd /etc/pcmcia
# ln -s network.opts network.eth0.opts
# cp network.opts network.eth1.opts
このように eth0 と eth1 に対応する
設定ファイルを作り,
それぞれの中身を書き換える.
- つぎに /etc/pcmicia/network に
. $0.opts
. $0.$DEVICE.opts
と書き換える.
これで cardctl が LAN カード設定をやるときに
eth0 と eth1 それぞれに対応した設定が
起動するのである.
- [/etc/sysconfig/network の設定]
/etc/sysconfig/network の中で,
FORWARD_IPV4=yes
としておく.
- [rp-pppoe で ADSL 回線に接続]
あらかじめ /etc/ppp/pppoe.conf を設定しておく
(/usr/sbin/adsl-setup コマンドなどで).
このときに eth0 と eth1 のどちらに
``表'' つまり ADSL 回線側を設定したか注意する.
- 設定できたら
# /usr/sbin/adsl-start
で ADSL 回線に接続.
``Connected!'' と表示されれば次に進む.
- [route コマンドでゲイトウェイ指定]
私の ADSL 自宅闇ネットの場合,
この状態では表のネットは利用できない.
なぜなら「だるま」状態にある Mate に ThinkPad
から闇経由で接続して設定してるためである
(表が起動する以前に闇のほうが default ネットワーク
として起動している).
- そこでこういう環境の場合,
ADSL 側のゲイトウェイを調べなければならない.
/sbin/route コマンドで表がわの受信先サイトが
211.15.32.242
と判明したとしよう.
さらにこれを default gw として指定するために
# /sbin/route add default gw 211.15.32.242
を実行する.
これで /sbin/route コマンドを実行すると
カーネルIP経路テーブル
受信先サイト ゲートウェイ ネットマスク フラグ Metric Ref 使用数 インターフェース
211.15.32.242 0.0.0.0 255.255.255.255 UH 0 0 0 ppp0
192.168.1.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0
127.0.0.0 0.0.0.0 255.0.0.0 U 0 0 0 lo
0.0.0.0 211.15.32.242 0.0.0.0 UG 0 0 0 ppp0
0.0.0.0 yami 0.0.0.0 UG 1 0 0 eth0
と表示されて,
闇ネットだけでなく表ネットも使える
(上の例では eth0 が闇).
pppoe (PPP over Ethernet) を使ってるので
表のディヴァイスは ppp0 なる名前になっている.
- 蛇足ながら,
闇ルーターにディスプレイ・鍵盤などつけて設定してるときには
# /sbin/route add -net 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 device eth1
てなふうに,
闇がわをルーティングしなければならぬはず.
- [ipchains で IP マスカレイド開始]
あとは闇ホストとしてぶらさがっている
ThinkPad からも表ネットが使えるようにすればよい.
闇ルーター Mate のカーネルは 2.2.18 なので
ipchains が使える
(とゆーか,
ipchains をナマで使うのは初めて
……
いつもは ipfwadm なるらっぱー使用)
# /sbin/ipchains -F
# /sbin/ipchains -P forward DENY
# /sbin/ipchains -A forward -s 192.168.1.0/24 -d 0.0.0.0/0 -j MASQ -i ppp0
# /sbin/ipchains -A forward -j ACCEPT -p tcp -s 192.168.1.0/24 -d 0.0.0.0/0 domain
ipchanis の設定方法がよくわかってないんで,
これだけでいいのかどうかわからないが,
上記の設定でとりあえず問題なさそう.
最後の一行は ThinkPad など闇ホストから
外部のネットワークのどこかで公開されている
DNS server にアクセスするために必要な設定である.
- Linux の IP マスカレイドはそのままでは FTP などの
プロトコルを通さないので
# /sbin/insmod ip_masq_ftp
などなどというふうに,
使いたいサーヴィスのプロトコルを通す
カーネルモジュールを入れる.
- あたりまえだけど,
ThinkPad など闇ホストから
使える SMTP サーヴァーは ADSL 回線の末端に位置するもの
(当家の場合だと東京めたりっく通信)
である.
- ……
以上でよかったはず.
やぁ,
これで Mate にあれこれ計算させつつ,
ThinkPad でメイルを読み書きしたり
ネット上をふらふらと徘徊したりできるぞ.
ブロードバンドルーター買うとか
余計な出費しなくてよかった.
- えらく時間かかってしまった.
ずっと食事してないんで腹へった.
しかし食糧なし.
とりあえず炊飯器で飯を炊いて,
その間に買物に出る.
時刻は 1845.
- 食糧を調達して飯の準備.
- 自宅で闇ネット・闇接続たのしーなー
……
と楽しんで仕事をしない.
何が楽しいかって?
そりゃあ,
手もとから送り出した無数のパケットの
IP が書き換えられちゃったりして
ネットのあちこちを徘徊してるんですよ.
ふふふふふふ
(偽装パケットを愛好するユーザーの独白).
- そーいや,
当家の電話発信を
Tone から Pulse に変更する
電話交換局の ``工事'' とやら終ったんだろうか.
電話機のプッシュホンは使えなくなってるな.
Pulse 発信に切替える.
えーと 117 (時報) にかけてみるか
……
よし,
つながった.
この ``工事'' とやらで 2000 円ふんだくられたワケだが
(このむちゃ高い価格設定って客に対する
オドシ効果を期待してると思う),
5 ヵ月で回収できる,
と言い聞かせて耐へる.
- 今日の食卓
- 朝 (1140):
コーヒー.
- 昼 (2000):
米 0.7 合.
コマツナおひたし.
- 晩 (2330):
米 0.7 合.
コマツナおひたし.