ぎょーむ日誌 2001-01-04
2001 年 01 月 04 日 (木)
- 0700 起床.
ねむ.
昨晩は早く寝ようとしたんだけど
0300 ごろまで寝つけなかった.
- 朝飯・弁当の準備.
シャワー.
ひげそり.
体重 71.8 Kg.
ふーむ,
運動不足.
朝飯.
コーヒー.
- 0755 自宅発.
晴れ.
冬の大森は太陽光発電が十分に可能な
光量が得られるなぁ
(たしか気温高くないほうが発電効率良いはず).
年末年始に蓄積した燃えるゴミを出す.
とはいえ,
私の場合は一週間貯めてもスーパーでもらう袋 (中)
二つぶん弱にすぎないんだけど.
今朝は液晶ディスプレイを浜松町独房群に輸送.
ただし計算機は ThinkPad だけなので
そんなに重くない.
環七の首都高渋滞情報表示板.
あれ,
今朝はがらがらだぞ.
0812 東京モノレイル流通センター発.
浜松町の気温 3 ℃.
0830 研究所着.
Dennis さんと新年のあいさつを交わす.
- さっそく,
北大から計算機不調の質問メイル.
えーと,
一般ユーザーで NFS 使えません.
はい,
それは /etc/fstab の NFS のところに
user と書いて一般ユーザーでも使える
許可を与えましょう.
- BookPC と ThinkPad の間で rsync で同期をとる.
えーと,
つまりここでは BookPC と ThinkPad の間で,
自宅では Mate と ThinkPad の間で
ディレクトリーの中身をそろえれば良いわけだ.
ただし ssh が参照する
host 名はちとややこしいことになっている.
現在の対応法だけ書いておくと,
自宅では闇経由で kubo-yami という名前の Mate 接続し,
浜松町では一度表ネット側にまわって kubo という
名前の BookPC に接続する.
rsync を呼び出すシェルスクリプトを
そろそろ改良せんといかんな
(web site のディレクトリーに関しては
<鳳翔> とも同期を取らんといかん).
- 無線玉 (わいあれすとらっくぼーる) が絶不調なので
(機械部を掃除してるんだけどポインターが
なめらかには動かん),
節を屈してマウスを BookPC を取り付ける.
非常に残念なことに,
現状ではこのマヌケな電気鼠のほうがはるかに使いやすい.
うう.
無線玉に失地回復の余地はあるのか.
- 森林総研の柴田さんが昨年末に送ってくださった,
小川開空度測定地点の地図が届く.
おお,
こういう配置になっていたのか.
なかなかにややこしいぞ.
- 1000 北大・地域生態でドクター取った西村さんが
ここのアーキテクチャーグループのメンバーとして
浜松町に来られる.
うーむ,
ネクタイなんぞして
まっとうな勤め人を偽装してますな.
区画は私の隣に.
書類書きに忙しそうである.
- おお
……
なつかしの (元) 愛機 PowerBook540c 改まで
東京流刑地・浜松町独房群送りになったか.
私を追っかけてきてくれたのかしらん.
彼女の魅惑のグラビアとミステリアスなプロフィールは
明日のぎょーむ日誌に (予告).
- 森林総研から送っていただいた開空度データに関して
小川モデリングメイリングリストに質問を投稿.
全天写真から計算された開空度が
どれもこれも 10% 未満の小ささである.
このあたりの面積補正に関する質問.
しかし地平線に近い方向は重要ではないとは
思うんだけどなぁ.
空隙分布の元データとか無いんだろうか.
- E*cel → Text 変換された開空度データを解読する
Perl スクリプトを書こうとしたんだが
……
ちょっと中断.
今日送られてきた元ファイルの
部分的プリントアウトと比較するかぎり,
E*cel の Text 変換ってかなりでたらめだと思う.
インデントと有効ケタ数に関して.
これは元ファイルがもう一度届くまで,
しばらく待つことにするか
……
- 事務関係の変な E*cel ファイル一斉送信.
うへー.
まてまて,
Gnumeric の試験運転に使えるぞ,
これは
……
うん,
Gnumeric で問題なく開けているように見える.
- ま,
観測データ関係は元ファイルが届いてから
考えることにして,
それまではけったいな推定系を
もうちょっと単純化しよう.
これは年末から取り組もうとしてるものの
進捗のない問題である.
- さすがに独房内だと他にやることがないので,
面倒な改良はぢりぢりと進んで行く.
- 一区切りついたんで,
昼飯にしよーか.
え,
西村さんの PowerBook がネットにつながらない?
なんとすでにこのドメインの IP は枯渇状態なのか,
DHCP を指定されてますな.
MacOS8.1 では DHCP がうまく設定できんのだろうか.
ルーターも DNS サーヴァーも手動で切替えられんよーだ.
謎.
とりあえず甲山さん用に確保されている IP アドレス
一個を使ってもらうことにすると
……
うん,
固定アドレスだとうまくいくんだよね.
- 昼飯食ってから,
また終わりの見えない改良に取り組む.
- 甲山さんからメイル.
春香山に山スキー
に行って来たそうで,
うらやましいかぎりです.
- 動態パラメーター推定のために
シミュレイター動かすところで,
静的パラメーターファイル読まなくなる.
何がおこったのかよくわからんので,
Filereader
クラスのエラー処理を
改善してエラー発生位置を特定しやすくしてみる
……
う.
いきなり core 吐いた.
Filereader
含む
lib_basic.a
作り直したときは
lib_evision.a
のほうも直さんといかんのだった.
- エラー発生位置特定.
なるほど,
ダミーの mortality (各樹種) を食わさんといかんのに,
そのファイルをこれまでのごちゃごちゃで破壊したから
動かなかったわけね.
こういうことで動作がストップしないように
改善せんといかんかな.
とりあえず以前の推定結果ファイルを
ダミーとする.
うん,
まぁしばらくはこれで動かそう.
- 小川モデルのパラメーター推定系を単純化するために,
推定道具の mlfitting を高機能化せんといかん
事態に追い込まれる.
つまりいままで mlfitting の入力値として
double しか受けつけてなかったのを
string も食わせるような設計にしないといけない.
しかしただでさえ遅い mortality 推定を
これ以上遅くするわけにもいかんので,
string-string 比較をやらせてはダメ.
ということで,
パラメーターファイルの中で
マクロ展開というか,
STRING Alive 0
STRING Breakage 1
STRING Together 1
STRING Withered 1
とゆーふうに
「データーファイル読み込み中に
Alive を見つけたら 0 に置き換えなさい」
なる指示を書くのである
(さらにこの整数を
必要もないのにわざわざ浮動小数にするんだから
ますますアホらしい).
- あー,
早く mlfitting は捨ててしまいたい.
これまでの反省点多数を反映させた
高速汎用最尤推定プログラム mlest を作ろうと
計画してるんだけど,
これまたいったいいつのことになるのやら.
もはや mlfitting に新機能は
付けないつもりだったのに,
ますますわけのわからぬ機能拡張が
繰り返されている.
- 何とか最小限の改造で上のような機能を追加してみる.
まさにコードをもぐり込ませる
……
とでも表現したくなるような.
こういう作法はダメなんです.
- う.
データーファイル読み込んでくれん
……
あ,
ひょっとして状態を表すコードは
もっと複雑だったかナ
……
56632 Alive
392 Alive?
40 Alive?_Recruitment
1336 Alive_Recruitment
240 Breakage
4 Breakage_Recruitment
152 Together
8 Together_Recruitment
924 Withered
8 Withered_Recruitment
うーん,
こんなにややこしかったか.
しかし良く見ると ? だの _ だのの後ろを捨てれば良い.
しかし mlfitting は便利なケガれ言語 Perl ではなく
正規表現の苦手な呪われ言語 C++ で書かれているのである.
- しょうがないんで,
またしても温泉旅館無秩序拡張工事的に
chop なる関数を新しく作り,
指定した全てのトークンの後ろの文字列は
抹消するようにしてみた.
- ふう.
死亡率推定に関しては多少は改善された.
しかし,
まだ成長率のソレが残されてるな.
新規加入率?
考えたくない.
どうせ新規加入などは当分ほうっておいてよいのだ.
- 一区切りついたんで帰宅することに.
西村さんは独房生活一日目から
多忙にしておられるようである.
1755 研究所発.
1812 東京モノレイル浜松町発.
1845 帰宅.
- 晩飯食いながらラジオのニュース聞く.
新潟がぐらぐら揺れてるようである.
伊豆諸島の次は日本海側か.
次は関東平野か.
なんか近ごろあちこちでまた揺れてるような気がする.
東京流刑地は頻度少ないけど,
かえってブキミだ
……
- 晩飯食ったらもーれつに眠くなる.
睡魔には負けませんでした.
しかし 2 時間を空費.
なーにやってんだか.
しかも夜になってコーヒー飲んでしまって
……
うう,
いきなり眠気がトんでしまった.
危険だ.
- 今日の朗読
``Analytical Population Dynamics'' (Royama, 1992)
PartII Analysis of classic cases
Chapter 6 Snowshoe hare demography
- 6.1 Introduciton
- 6.2 Evidence for the 10-year cycle
- 6.3 Annual changes in demographic parameters
- 6.4 Ecological process determining natality
- 6.4.1 Dependence of natality
on relative body-weight changes
during winter
- 6.4.2 Pregrancy rate and litter size
- 6.4.3 Effect of overwintering condition
on litter size in summer
- 6.4.4 Effect of overwintering contidion
on pregrancy rate in summer
- この章から前章ヤマネコのエサたる
カンジキウサギが増えたり減ったりという
話になるんだが
……
これはあたかも,
昨日の
「動物個体群調べるヒトはたいへんですなぁ」
という私の同情とも揶揄ともつかぬ感想に対する
動物なヒトたちの反撃のようである.
ヤマネコなどよりはるかに詳細に調査可能な対象である
ウサギをこれでもかこれでもかと偏執的に調べあげ,
妊娠率は何で決まるかリターサイズは何に依存するんだ
と解明していくのである.
これらのモデリングは
`Rochester 研究' `Yukon 研究'
と呼ばれる
じつに執念深い別々のウサギ調査プロジェクトに
基づいているのである.
そのしつこさあきらめの悪さ恐るべし.
そして,
こーいう細かいコトの積み重ねで
ついには北米大陸北部のありとあらゆる
動物個体群に見られる「10 年周期振動」を
まとめて説明してやるぜい,
もの静かな著者の密かな野望が
この章の冒頭で語られたりしているのである.
野外動物個体群生態学とはこれだ !
というかんぢでしょうか.
- メイルなど書いているとすでに 2400.
コーヒー効きすぎで眠気なし.
神よ.
- 今日の食卓
- 朝 (0720):
米 0.6 合.
昨日の味噌汁に豆腐と冷や飯投入した雑炊.
- 昼 (1220):
弁当.
米 0.8 合.
豆腐とニンニクの茎の炒めもの.
- 晩 (1910):
米 0.6 合.
朝の雑炊の残り.