ぎょーむ日誌 2000-11-04
2000 年 11 月 04 日 (土)
- 0500 すぎに寝る.
Font まわりが呪われぎみだった
ThinkPad560E の VineLinux を 1.1 から
2.0 にアップグレイドしていたためである.
- 作業について総評を述べるなら,
闇ネットのようなネットワークあれば
ThinkPad のような CD-ROM ドライヴを持たぬ
ノート PC にも VineLinux2.0 は
易々とインストールしうる,
ということがわかった.
今年 2 月に ThinkPad を入手したときとは
大違いだ.
Vine のインストーラーが性能向上したためである.
- まぁ,
「日常生活の送れる環境」
にするには
4 時間ほどの苦闘が必要であったわけではあるが
……
- 0050 作業開始.
むろん /home/kubo のバックアップは
すでにとってある
(HDD 容量がやたらと余ってる Nexas に.
フロッピーディスクに
pcmica.img を dd コマンドで
「ベタぬり」してものを
外付ドライブにさして起動.
- ところが ThinkPad のヴィデオチップは
変なので kon モードでは文字がばけばけで
まったくインストールできん.
- たしか
boot: linux nokon
でうまくいったハズ
……
だけどこのワザは VineLinux2.0 には通用せん.
- ネット上で調べてみると
……
boot: vmlinuz initrd=initrd.img
text lang=en
と指定せよ,
とのこと.
ますます裏ワザじみてきたなぁ.
- 0125 めでたく kon も X も使わない英語モードで
インストーラーが起動.
<鳳翔> のドライヴに入れた
CD-ROM も
NFS 経由であっさりと見つけてくれる.
素晴らしい.
安田式として考案した方法
(PlamoLinux→VineLinux 二段インストール)
はもはや不要だな.
- アップグレイド必要なパッケイジを
半自動で選択して,
インストール開始.
- 0130 アップグレイド・新規インストール用の
ディスク容量が 39MB 足りん
と言われて作業が中断.
普通に起動して,
1GB しかないソフトウェア格納領域のあちこちを
削除してまわる.
- 0140 アップグレイド作業再開.
- 0208 パッケイジの更新が 90% 以上完了した段階で
rpm のデーターベイスが崩壊したらしい.
エラーメッセイジを吐いて停止.
- いろいろ調べてみる.
- 0222 強引にインストーラーを再動させる.
さきほど 30 分ほどかかっていた
アップグレイド・インストール作業のうち
半分だけやりなおさなければならんようだ.
- 0240 めでたく終了.
rpm のパッケイジデーターベイスも
自動的に修復されたようである.
- ハードディスクから再起動.
おお,
ちゃんと Vine2.0 してる.
カーネルが古いものに変えられたりしてるんで,
/etc/lilo.conf など
いじって
(消されなかった)
新しいカーネルを読むように設定やりなおす.
- ……
といった細かい点を除けば,
とくに面倒な設定やりなおしもなく
今までどーり動作している.
- 念のためにバックアップしてた
/home/kubo にも何の問題もなし.
- 呪われフォント問題も解決しており,
tpng・xdvi・gv などなど
Postscript フォントを扱うソフトウェアも
問題なく動作してくれる.
- こんなに簡単だとわかってたら,
さっさと着手しておけばよかった.
- 0450 あれこれと動作確認したり,
パッケイジを入れたり削除したりしてる
うちに夜があけつつあることに気づく.
とりあえず寝ることにする.
- ……
と寝てたら
1000 に松永さんに起こされる.
「甲山さんから電話」
- あー
……
なんでもここしばらく PipeTree の
パラメーター設定で楽しんでおられる
甲山さんが新しい実験を思いついたよーで
……
はい,
えーと,
全天からの散光強度を一律 90% カット.
はい.
やっておきます.
それではそれでは.
- 電話の内容だけメモに書いておいて,
ただちに睡眠継続.
一瞬で寝ついてしまった.
- 1300 起床.
晴れ.
うー,
明後日からの時差ボケ生活が
恐ろしい.
- Vine2.0 にした
ThinkPad プログラム開発環境の再点検.
あ,
gcc と egcs の両方入ってちょっと面倒なことに
なってるなぁ
……
- 結局,
浜松町の机の上の BookPC を
地球フロンティアの
意味不明ファイアーウォールごしに呼び出して,
蓄積しておいた Vine2.0 用の rpm パッケイジを
いくつかこちらに送らせる.
- 1GB しかないシステム用ディスク領域の 95% 以上が
使用ずみ状態となり危機的である.
rpm パッケイジごとのサイズを表示する
Perl スクリプトを書いて
いらないモノのうちかさばっている捨てていく.
多くの
*-devel-*.rpm
が廃棄されていく.
ThinkPad 上でこんなもの使わなければならぬ
面倒なコンパイルやってられるか
……
とか何とか言ってるけど,
また後から必要になったりすることもある.
ま,
そのときは最新版を拾ってくればよいのである.
- よゆーの D 論執筆作業にとりくむ牧さんが
ケイキを買ってきてくださったので,
土曜日も学校に来てる人たち
10 名ほどがお茶部屋に集まる.
私も厚かましくお相伴に預りつつ,
皆さんとお茶を飲む.
数万のペンギンが一斉に倒れる
話題でもりあがる.
- 月曜日から行われる苫小牧伐採作業.
この講座の人数の過半を動員して行われる
この秋最大のイヴェントである.
その責任者である M1 の田口氏が作業指示を出さないまま
消息不明になっているので,
みんな心配する.
「あたしが,昨日ちゃんと見てあげなかったのが
よくなかったのかしら」
「まさか作業計画ができなくて逃亡したんじゃ」
「誰か電話したら」
「えー,
僕いやですよ.
何て言えばいいですか」
騒がれてることも知らずに,
夕方になって本人はひょうひょうとあらわれ
ひょうひょうと作業している.
- ThinkPad 上の Vine2.0 環境整備にかまけてるうちに,
さっさと出さねばならぬ報告書があったことを思い出す.
Vine2.0 初仕事.
おお,
xdvi も gv もちゃんと使える.
便利便利.
- 1800 塩寺さんに自転車を借りて,
北大からみて JR 札幌のむこう (東側) にある
札幌中央郵便局に行く.
休日用の窓口に封書を投函.
帰りに江札湯で入浴.
1920 もどる.
- 晩飯食ってからも,
だらだらと
(かなり趣味的になってきた)
環境整備
……
- たとえば Netscape Navigator 4.76 (stand alone)
拾ってきて Vine2.0 なリソースのもとで動かして
みたり
……
- あるいは
ぎょーむ日誌書いてみたりする.
いかんいかん.
- まぁ,
闇ネット内最速の
<蒼龍> では
甲山さんが朝に言ってた「暗所実験」
やらせてるんだが
……
うーん,
葉っぱの枚数が減るだけ,
というカンジでしょうか.
それ以外はとくに変化なし.
- 仕事はかどらん.
いや,
深夜になってから
仕事しないようにしたほうがいいかな.
国内時差ボケになるし.
でも,
夜中に仕事が進むと
「はかどってる」
という錯覚にひたれるんだよねー
……
- ……
ということで,
(起きたのは 1300 だけど)
0000 も回ったんで仕事はやめ.
長いあいだ探した末に
北大生協においてようやく発見した
「鉄砲と日本人 ―― [鉄砲神話] が隠してきたこと」
(鈴木眞哉,ちくま学芸文庫,1300 円)
を読む.
往時の
紀州・雑賀の鉄砲戦闘集団である鈴木一族につらなる
著者が鉄砲にまつわる俗説を打破していく好著である.
- 今日の食卓
- 朝昼 (1330):
米 0.6 合.
キャベツ・油あげ炒めの残り.
- 晩 (2020):
米 0.8 合.
キャベツ・油あげ炒めを新しく作る.
いや材料が半分そのまま残っていたんで.