ぎょーむ日誌 2000-10-16
2000 年 10 月 16 日 (月)
- 0700 起床.
やはり 2 時間ぐらいしか眠れんかった.
- 朝飯・弁当の準備.
といっても昨晩の流用なんだが.
朝飯.
シャワー.
コーヒー.
- 0752 自宅発.
くもり.
ゴミはすでに 0400 ごろ出した.
うう,
眠いというだけでなく,
胃のあたりがキモチ悪い.
0812 東京モノレイル流通センター発.
浜松町の気温 17 ℃.
なんか暑いぞ.
汗とか出るし.
0830 研究所着.
- 小川モデリングの作業.
今日は「光子」を飛び回らせなければならない.
従来の gridworld.RayTrace() 関数では
境界から飛び出すまで計算を続ける.
現在の小川モデルで採用しつつある
怪しげな周期境界条件において,
これはまずい.
水平に近い「弾道」を持つ光子が
無駄な飛翔を続けるからだ.
gridworld.StemNumber() で
Bresenham step の回数を制約するような
gridworld.TraceToTarget() という関数を
新たにでっちあげることにする.
gridworld.RayTrace() のほうは
将来的には廃棄だ.
- しかし,
この周期境界条件というのが嘘くせーというか.
いちおう計算上はちゃんとつながってる
はずなんだが
……
例によって試験不十分なのである.
- まだ 1100 なのに腹減った.
しかし胃のあたりはキモチよろしくないまま.
- 不審な点が残るまま改造した開空度計算部は
やはり挙動が変.
原因がよくわからぬまま,
ひと休みして弁当を食う.
- 昼飯を早々にすませて,
へっぽこコードとのニラみあいを再開.
何が問題なのか.
- あ,
Bresenham のアルゴリズムがうまく
動いていない.
すごく変.
これでは光子は必ず
「斜め上」
にしか動かん.
どこに間違いがあるんだ.
ちなみに時刻はすでに 1530.
- やぁ,
また想像を絶する間違いだった.
「あ,
どうせこの Bresenham 用の
整数変数たちは負にならないから
unsigned
をつけておいてよいだろう」
と変更しておいたところが
問題だった.
とてつもなく阿呆なことに
……
これはまったくの勘違いで,
このアルゴリズムでは負にならないどころか,
変数の符号によって振舞いが
決定的に変わるんですよね
……
絶対に
unsigned
してはいけない箇所なのである.
- ふう,
ようやく複雑地形の中でも
まともな開空度計算ができるようになったぞ.
知床モデリングでは
てきとーにやっつけてたところである.
やれやれ.
時刻は 1550.
あまりのマヌケぶりに脱力して気絶しそう.
[視線]
谷底に置かれた「目」
からたくさん「視線」
が出ているところです.
- さーて,
だんだんコードの挙動が把握できてきたぞ
……
というところで,
奇怪きわまりない電話に邪魔される.
読売新聞の鳥取支局を名乗る人物から.
母校特集とかやるんで
紙面に名前のせてやるから
3 万円の寄付をよこせというもの.
うーん,
新手の詐欺だろうか.
- そもそもここの電話番号をどうやって特定したのか.
すごく変だ.
知ってる人間はごく少数.
いやもちろん私のへっぽこ web page
には番号書いてますよ.
しかし鳥取の高校出身とはどこにも書いていない.
つまり情報たれ流しに見えるネット上ですら,
「久保→鳥取の高校出身→現在東京」
という情報はどこにもないのである
(いま,
ここに書いたけど).
- どこかの莫迦が漏洩したんだろうか.
- まぁ,
もういいや.
持久戦にもちこもうとする
相手の話を途中でぶち切ったし.
- しかし,
よくわからんな.
もしあれがホントに読売新聞の企画だというなら
ヒドすぎる.
誰が 2cm × 3cm の名前掲載に 3 万円も出すもんか.
だとするとやはり詐欺かな.
かなりキツい山陰なまりで喋ってたな.
もし鳥取みたいな人口希釈地帯で
うろうろしてたら
悪事はすぐに露見するはずなんだが
……
卓絶した技量の山陰人 emulation だったのか.
- よーし,
周期境界条件すなわち
「光子わーぷ」
もうまくいってる.
この辺の試験は Pasoh モデル開発あたりで
完了させておくべきだった.
- 試しに全樹木から開空度の計算をやらせてみる.
BeginEnd2Table.pl でテイブルに変換.
gnuplot してみると
……
いやー,
いいカンジですね.
「『暗い』ところは
肥大成長の可能性を制限するが,
『明るい』ければ可能性は広がる」
というパターンです.
はい.
- よし,
これで小川でも
確信 (というか狂信というか) をもって
成長量の指数分布モデルが使えるぞ.
いままで不安にさいなまれつつ
使ってたんですよね.
インチキ「明るさ」指数では
当てはまりもよくなかったし.
今回の計算結果を使えば,
今までよりうまく
成長パラメーターの最尤推定できそうだ.
- まぁ,
これから使おうとする確率論的モデルが
ホントによろしいのかどうかは,
たしかに
いろいろ議論の余地はある.
生物学的にも統計学的にも,
ね.
それはおいおい考えていきませう.
私としては
ノンパラメトリックなモデルにしてみたいですね.
難しそうだけど.
- さて,
次は成長のパラメーター推定だけど
……
腹減ったしバテぎみなので
帰宅することにしよう.
1810 研究所発.
1818 東京モノレイル浜松町発.
1850 帰宅.
- とりあえず有るもので晩飯つくって,
緑茶を飲んでひと休み.
うう,
眠りこんでしまいそう.
眠っちゃいかん.
- ……
と思いつつ 30 分ぐらい寝てしまった.
0850 無理矢理おきる.
うう.
コーヒーでも飲んでみる.
- ぼちぼちと仕事を再開.
- あれ,
最尤推定プログラム mlfitting がうまく動かないなぁ
……
といぶかしく思ったら,
例によって Vine-2.0 (in BookPC) でコンパイルした
バイナリーは
Vine-1.1 (in ThinkPad) ではうまく動きません,
という呪いであった.
ともかく徹頭徹尾動こうとはしないのである.
いやはや.
- 時刻はすでに 0005.
成長パラメーター推定で苦闘中.
うん.
なんだかまともに計算してくれん.
とほほ.
さらにコーヒーなんか飲んだんで
(あるいは体内時計狂ってるんで)
疲れてるのに眠くない.
- ああ,
どうなるんだろうね.
- 今日の食卓
- 朝 (0730):
米 0.7 合.
味噌汁とキャベツの炒めもの.
これらは昨晩の残り.
- 昼 (1225):
弁当.
米 0.7 合.
キャベツの炒めもの.
- 晩 (1920):
オクラとワカメの
スパゲッティー.
いや,
これぐらいしか材料がなかったんで.
オクラをちょっとゆでて
塩抜きしたわかめときざんで和える.
ゆであがったスパゲッティー,
サバぶし麺つゆとまぜる.
うーん,
オクラはもっと細かく切らないといかんか.