ぎょーむ日誌 2000-10-01
2000 年 10 月 01 日 (日)
- 1020 起床.
土日は良く眠れる.
第一京浜の車の流量が少ないためか.
「ある時刻までには起きなくては」
という制約がないためか.
- 東京流刑地に来るまでは,
土日はまったく特別ではない日であった.
いつものように大学の研究室に行って
……
しかるに今は土日は睡眠時間を十分に確保できる
特殊な曜日になってしまった.
- 一週間のうち二日は「自宅」にいる生活.
ここ何年もの習慣に反している.
とはいえ,
どうしてもという場合を除いて,
浜松町には行きたくない
(モノレイル定期券は土日も有効なんだけど).
- ……
ということで自宅の仕事環境を整えることは
重要ではなかろーか ?
……
という結論にいきついた.
ええ,
そーです.
仕事がはかどらないのを
環境のせいにしてるんです
(被害妄想ぎみモード).
- 1223 自宅発.
雨が降り出しそうな曇天.
1227 京急大森町.
1233 同発.
1242 京急川崎着.
ここまで 150 円.
なんか惰性で駅に隣接する
ヨドバシカメラに.
- 今日は椅子を探しに来たのである.
現在,
自宅では小テイブルとそれに
対応する椅子を用いている.
これは江島さんが引越しされるときに
譲っていただいたものである.
シンプルながら
しっかりした造りで
私には過ぎたるモノなんだけど,
いかんせんこの椅子の上に
一日中座ってるのは
ちょっとしんどい
(たぶん,
そういう目的の椅子ではない).
- 札幌にいたころは,
この椅子やテイブルは仕事用には
使っていなかった.
- カラーボックス (三段小本箱) を
横倒しにして合板を乗せたものを
机としていた.
ふつーの座椅子ではこの天板は高すぎる.
そこでこの問題を解決すると同時に
座椅子に機動性を付与するべく,
下の図のような「九輪台車」を考案した.
この上に座椅子を乗せて
部屋の中をコロがっていたのである
(かなり楽しいキモチになれた).
[九輪台車]
かねてより座椅子には機動性乏しいという欠点
が指摘されてきた.それを解決するべく合板に
ボールベアリングつき車輪を固定した装置が考
案された.運用に際してはナイロンベルトなど
による座椅子の固定が不可欠である.
- いまや三段本箱は立てた状態で使われているので
(横にすると収納量が少なくなるので),
九輪台車 + 座椅子は使えない.
そもそも私が体重ぎしぎしとかけたんで
安物座椅子の骨格はぼろぼろとなり
札幌ところ払いのときに廃棄した.
- ということで,
小テイブルの高さに対応して
一日中座ってられる椅子を求めて
ヨドバシカメラ京急川崎支店まで来た次第である.
- ま,
さすがヨドバシ
……
というか,
10 脚以上の見本が置かれていたので,
いろいろと試してみることできた.
事前に Yahoo! オークションで椅子の相場を
調べてきてあるので,
とうぜん店内に陳列されてるような新品が
オークションに比べれば割高であるとはわかった.
- しかしながら,
椅子のようなものの場合,
実際に「座り比べて」みると
製品によってかなり差がある,
と体感できる.
たとえば
「きゅうくつさ」
という感覚は椅子の横幅だけでなく
肘かけの形状にもかなり左右されるんだなぁ
……
とか.
- 何回もそれらの椅子にすわったり
体重かけたりしてるうちに,
「仕事してるときの自分にとって
椅子とは」
というのが
少しわかってきた.
ふだんは無意識にやってる行動が
整理されてきた,
というか.
- 椅子の上で
いつの間にか
あぐらくんだり,
足を持ち上げることが多い
(おぎょーぎ悪いが
血流の循環に必要なエネルギーや
心臓への負担を
減じるためではなかろーか?
と考えている).
したがって座る部分大きく,
かつ肘かけが邪魔にならぬほうがよい.
- ならば肘かけなどない椅子のほうがいいじゃない,
とはならない.
椅子上での姿勢がよくないので,
長時間仕事に熱中してるときは
次第に椅子から体がずり落ちていく.
肘かけがあれば,
両腕をちょっとつっぱるだけで
態勢を直せる.
- 机上の
計算機の液晶ディスプレイまでの距離を
増減させて気分を変えることがある.
椅子は前後に動くほうがよい
(そのための九輪台車だったのか !!).
- 体ごと前後に動かさなくても,
上半身だけのけぞることがある.
これはおそらく
背骨が腰にかけ続けている
荷重を一時的にぬくためである.
このときのために背もたれが
大きいほうがよい.
- さらにこのようにのけぞるときに,
背もたれだけでなく座ってる部分も
いっしょに傾斜するタイプの椅子がある,
とわかった.
こういうリクライニング椅子だと
腰から抜重する効果が増幅するよーだ.
……
といった椅子に関するキビしい評価基準を策定しつつ,
財政状況も勘案しつつ選考を続ける.
- 客観的には変な男がムズかしい顔で
次々と椅子に座りなおしたり,
ぎぎぎと部品をきしませつつ
椅子の上でのけぞったり,
値札見てタメ息ついたりしてたんだろーな.
- けっきょく大々々フンパツして
14800 円の中流クラスの椅子を購入してしまった.
貧乏人はこうやってますます
ぢりぢりとびんぼーになるんだろうな.
- ただしメイカーから直送されてくるので,
到着するのは一週間後である.
- ついでに書籍コーナーで本を買う.
「実践 Linux セキュリティー」
(すずきひろのぶ著,インプレス,2000 年 9 月 21 日).
そう fj の「ひろのぶ」氏である.
セキュリティー本を今までもってなかったんで,
ipchains が解説されてるモノ,
ということで選んだ.
- あと POV-Ray 本.
「POV-Ray で学ぶ実習コンピュータグラフィックス」
(小室日出樹著,アスキー出版局,2000 年 3 月 1 日).
北大から自分で買った POV-Ray 本を
回収してくるのを忘れたんで,
新しく一冊買った.
う,
これは
ちょっと文部省の CG 検定よりかな.
- Linux プログラミング本を立ち読み.
この ctags ってのは使えるのかなぁ.
- ヨドバシの奇妙あれこれ.
- Mathematica 本が CG コーナーにあるのは,
まあよいでしょう.
しかし CGI の本までも
その横に置いてしまうのは
ちと変では.
- 今日もっともシュールな気分になった瞬間.
「微分形式と接続」
がネット本の棚に
たくさん並べられてるのを発見したとき
……
コレは計算機とは何の関係もない
純粋数学の本です.
どうしたヨドバシ.
- ヨドバシと言えば絶えざるやかましい館内放送.
「新発売の
うぃんどうずみーは」
みーですか.
「女性でも手軽に
インターネットできる新機能が
……」
うーん
……
ここまでロコツな性差別も
近ごろでは珍しい.
- 1410 ヨドバシカメラ発.
ついでなので京急川崎周辺を探索してみる.
駅の東側に Laox の看板見えたんで
そちらにふらふらと.
家電中心で計算機関係はあまりない.
- 「でかい本屋でもないかなぁ」
と思いつつ,
京急川崎周辺の地上と地下街うろうろ.
なんだこの銀座街という命名は.
本屋は見つからん
(あとで地図みると「文学堂」というのが
駅の隣のビルに入っているようだ).
- 1436 京急川崎発.
1444 京急大森町着.
駅に隣接する TSUTAYA で
Linux のシステムコール本が置かれていたので,
なんとなく買ってしまった.
いかん,
今日はちょっと正常な金銭感覚がマヒしてるぞ.
1510 帰宅.
-
かとー先生の掲示板
で
道北の女王陛下が困っておられるので,
思いつきを書き込んでみる.
結局,
これは /etc/resolv.conf の書き換え忘れ,
だったようだ.
- 晩飯の準備とて
野菜を切ってシチューを作ってみる.
ニンジン・キャベツはよいとして,
サツマイモはクリームシチューの中身として
適当なんだろうか.
- 同時に昼飯として
小麦粉をこねてベイキングパウダー混ぜて
チャパティふうで焼いてみる.
原材料は北大のお茶部屋から
くすねてきたものである.
いや,
その,
お茶部屋にですね,
やたらと小麦粉とふくらし粉が余ってたけど
(たぶん以前在籍してた女性大学院生が
引っ越しの際に残置していったモノ),
たぶんあまり使われないだろう,
と決めつけて
一部を頂戴してきました.
うう,
われながらせこい.
- ぢりぢりと焼けた小麦粉の円盤をかじって
昼飯とする.
まぁ,
こんなもんかなぁ.
もっと薄く焼くべきかな.
- DNS 問題解決した牧サマから,
シュートの調査データーを操作する
データー構造に関する難しい御下門.
あれこれ考えつつ
奉答たてまつる.
- 買って来た本とか眺めたりしてるうちに,
ああ,
日曜日もあとわずか数時間.
- 今日の食卓
- 朝 (1050):
スパゲッティー茹でる.
ソースは昨晩のカレーの残り.
- 昼 (1600):
小麦粉こねて
ベイキングパウダーまぜて焼いたもの.
- 晩 (2110):
米 0.5 合.
ニンジン・キャベツ・サツマイモの
クリームシチュー.
ちょっと薄味.
水加減まちがえた.