ぎょーむ日誌 2000-09-16
2000 年 09 月 16 日 (土)
- 0800 起床.
お茶部屋のソファーで寝てたら
松永さんが登校してきたんで起きる.
6 時間ぐらい寝たかな.
- 朝飯食ってから Nexas の調整.
どうもこの研究室にいると計算機の
設定ばかりやってしまう
(…… って勝手にやってるだけなんだが).
- カーネルの入れ換え.
version 2.2.17 に.
そうするとネットワークがつながらなくなる.
NIC は RealTek の NE2000 互換 (ISA バス).
今年の 5 月 8 日に苦労してるんで,
そのあたりのぎょーむ日誌の記録を参考にしながら
復旧につとめる.
- うーむ,
いつの間にか IRQ が 3 から 5 に変わってる.
呪われてるな.
pnpdump
だの
/etc/isapnp.conf
だの
isapnp
だのをまたまた使うはめになる.
- しかも reboot するたびに手動で
modprobe ne
して,
/etc/rc.d/initd/network start
しないとイカン
……
って,
いったいどうなってるんだろう.
まぁ,
とりあえずはつながるから,
しばらくは放っておくか.
- ついでに Netscape も入れ換えようとしたんだけど
……
最新の secure な 4.75 navigator (stand alone)
入れようとしたんだけど,
けったいな libstdc++-libc6.1
依存性があってどうにもならん.
あれこれぢたばた試行錯誤したあげくに,
あえなく敗退.
時刻はすでに 1100.
今日も誰も学校に来ない.
土曜日だし,
まだまだ野外調査期間でもあるし
……
- ofr2000 の作業に復帰.
ちょっとコーヒー飲みすぎたんで
キモチ悪い.
うう,
まぬけ.
- なーんか,
ちょーしが上がらないまま時間が経過.
1350 昼飯調達のため最寄りの
セイコーマートへ.
食欲がないんで蕎麦を買う.
お茶部屋で茹でて食べる.
冷たい蕎麦と薬味のわさびで
少しだけしゃきっとする.
- 仕事は進まんけど,
勉強ははかどる.
こういうこともあろうか
と思って (半分嘘),
この研究室にはたくさんの
計算機関係の教科書を置いてるんである.
Perl ``らくだ本'' など
Perl モジュール関係について
読んだり実験してみたり.
[地域生態系学講座計算機文庫]
じつは国内の生態学研究室 (モデル屋の
ソレも含めて) これほどプログラミング
関係の書籍が揃ってるところも珍しいの
では.そしてこれらはちゃんと大学院生
たちの役にたってるのである.
- 夕方から 2230 までかかって,
Perl にグラフを描画させる
GDGraph モジュールを
インストールしてみた.
これがハンパではなく面倒の極みであった.
Perl モジュールを拾って来て
放りこむ作業は本来とても簡単なことが
多いんだけれど
……
今日はひさびさに
五里霧中の右往左往インストールであった.
- 次に同じ作業をやるときのために
おおまかな流れだけを以下に記しておく.
失敗にいたる袋小路への経路については省略する.
- GDGrpah は GD モジュールを利用しているので,
まず GD モジュールをいれなければならない.
GD C で書かれた
汎用ライブラリー gd を Perl から利用する
モジュールなので,
最初にまず gd を入れなければならない.
これが全体の構成である.
- で,
この gd なんだが
……
gd 作者の Boutell 氏のペイジ
からはダウンロード
しない
……
ほうがよさそうである.
これには静的ライブラリー libgd.a を
構築する Makefile しか入っていない.
Vine など RPM 系のシステムでは
動的ライブラリー libgd.so.* も必要みたいである.
- ということで gd の rpm パッケイジが欲しいところだが
……
Perl モジュール GD の最近のリリースは
gd-1.8.3 以上を必要としている.
これはいずこにありや.
VineSeed を探すと gd-1.8.3.src.rpm が
見つかったので,
これを rebuild する.
- こいつを入れるためにはさらに
VFlib-2.24.2-6.src.rpm
を事前にインストールする必要があり,
さらにこれを成すには
freetype-1.3.1-5vl1.src.rpm
を rebuild しなければならぬ
……
というワケのわからぬ,
というか rpm 系ではありがちな
イモ蔓インストール状態である.
これらのパッケイジは
どちらも VineSeed に入っている.
- さていよいよ gd-1.8.3.src.rpm の rebuild であるが
……
glibc-2.1 がない環境
(Vine-1.1 など)
では
うまくコンパイルできないので,
spec ファイルをいじって
kanji パッチと vine パッチを
当てない
ように改造してしまう.
- さて,
めでたく gd-1.8.3 が入ったからと言っても
油断は禁物である.
私などには全く理解できない原因から,
GD-1.30 という最新ヴァージョンの
Perl モジュールを CPAN から拾って来ても,
それはおそらく
徒労
に終わるであろう.
make はできるけれど make test の途中で
DynaLoader が ``undefined symbol'' という
意味不明なエラーを吐くからである
これはどうやら rpm 系の perl-5.00* に
共通する呪いであるらしく,
make の やり方のどこかに
よろしくないところがあるらしい.
どうしようもない.
- そこで GD-1.29 という一つ古いものを取ってくる.
ただし,
これも注意が必要で,
perl Makefile.PL したときに
「JPEG も使いたい ?
FreeType は ?
xpm なんてのもあるけど ?」
と質問してくるけれど,
悔しいことに
これらにことごとく
No!
と答えて初めて
あかるい明日はやってくるのである.
ひねくれの極致としかいいようがない.
このあたりの謎ときの難しさは
(やったことないけど)
どらごんくえすとの比ではなかろう.
- よろめくようにして,
Perl モジュールをインストールしたら,
やれうれしや GDGraph を
……
と思いきや,
ここでも
もうひとつ迂回なくしてゴールには到達できない
キビしさがある.
GDGraph (私は 1.32 をインストールした) を
入れる前に
GDTextUtil (0.75) を make install しなければならぬ.
- 不幸中の幸いで,
これら二つの Perl モジュールは
perl Makefile.PL (Makefile の構築)
make all (コンパイル,など)
make test (GDGraph の場合は make samples)
su (スーパーユーザーになる)
make install (おしまい)
という最小限の手間で
すんなりとうまく導入できる.
- ふう.
疲れた
……
ま,
gnuplot よりは多少は高機能なカンジもするけど
……
こんなもののためにわけのわからぬ
何時間もの苦労をしてしまった.
いやはや.
- もう「ぷりぷり県」でも読んで寝ようかなぁ.
- 今日の食卓
- 朝 (0845):
米 0.8 合.
昨晩の残り.
- 昼 (1410):
そばの乾麺を 100g ほど茹でて
食べた.
- 晩 (2130):
うどんの乾麺を 200g ほど茹でて
食べた.