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ぎょーむ日誌 2000-08-13
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2000 年 08 月 13 日 (日)
0400 起床. 高曇. 雨はまだ降っていない. 気温 18 ℃. 日の出は 1 時間後だ.
暗いテントの中で朝飯作り. 飯を食ったら すぐにテントから出て出発準備. 0450 出発準備完了. Q 大山岳部では 起床から 50-60 分以内で テント撤収まで完了するよう 訓練されるのである. それが 10 年以上たっても 染みついている.
0458 槍沢の天場発. 0523 槍ヶ岳山頂を目指すルートから外れて 水俣乗越 (みなまたのっこし) に分岐している 道を進む.
0623 ようやく水俣乗越 (2500 m) まで這い上がる. 東鎌尾根の稜線上は人が多い. いわゆる中高年登山ブームを目のあたりにするわけだ. この岩稜は ところどころ梯子などでルートが補修されているような, 比較的ラクではない縦走路である. そういうコースをあまり登山経験ない人達が ガイドに連れられて群を成して歩いているのである.
[槍ヶ岳東鎌尾根]
槍沢の天場から見上げる. まずはあの尾根に這い上がらなくてはならぬ. 標高差約 500 メートル.
[西岳山頂から]
東鎌尾根にある唯一の宿泊可能地である ヒュッテ西岳を見下ろす. 縦走ルートは西岳山頂を通っていない.
0800 西岳ヒュッテ. 稜線上はずっとガスがかかっており, 視界はまったく良くない. 周りの山々はまるで見えない. あまり写真を撮る気にならない.
ヒュッテに荷物を置いて, ルートから少し外れた西岳山頂往復にでかける. 0810 山頂 (2758 m) 着.
今回の山行隊は 「西岳調査隊」なるわけのわからぬ名を 称しているので (西岳はまったくマイナーな山), めでたくその目的が達成されたわけである. ただしチーフリーダー氏はトイレに行ってて ついに山頂を踏まなかったので, 下山するまでに繰り返しその点を ちくちくと追求されることになる.
ヒュッテに戻る. 0830 同発.
荷物の重さは約 25 Kg. この重さを背負って 稜線を歩くのは久しぶりである. 足は上がるし 歩行には問題ないけれど, 歩いているうちに だんだんと背中が痛んでくる. 背筋力が落ちているためである.
1103 大天井 (おてんしょ) ヒュッテ着. 標高 2650 メートル. 相変わらずガスで視界は悪い.
1120 同発. パーティーのトップ (先頭) が バテているので, 40 分ぐらいで登れる大天井岳まで 1 時間近くかかる. 1220 大天井岳頂上近くにある 大天荘の天場着. 標高約 2900 メートル. 今日は登り降りを繰り返しながら, 結局 1000 メートル近くも 高度をかせいだわけだ.
雨が降り始める.
これまたしばらく見ないうちに ずいぶんと近代化された大天荘 (衛星放送受信,生ビールのサーヴァーなど) で 水を買う. 北アルプスの稜線上のたいていの天場では 小屋から水を買わなければならない. 大天荘では雨水を集めて貯めておく方式のようだ. 1 リットル 200 円. 11 リットル買う.
晩飯食っているうちに, テントの外の雨が強くなってくる.
今日も 1900 ごろ就寝. フライシートを打つ雨音が気になる. 明日までにはやむだろうか.
今日の食卓
朝 (0420): 昨晩の鍬焼きの残りで作った雑炊.
昼 (行動中適宜): エッセン.
晩 (1700): カレー. 天場で時間あって暇なので, 時間をかけてゆっくり煮込んだ 贅沢なカレーを作る.
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