ぎょーむ日誌 2000-08-04
2000 年 08 月 04 日 (金)
- 0730 起床.
晴れ.
今朝もまた眠いようと思いつつ,
朝飯・弁当作る.
- 0818 自宅発.
曇り.
暑くて眠くてふらふらする.
0835 東京モノレイル流通センター発.
外気温 29 ℃.
0855 研究所着.
- シーヴァンスのほうにおられる事務の方から,
8/14-8/15 は UQ ではなく,
特別休暇たる「夏休み」とかのうち
二日を分派してはどうかという電話いただく.
まあ,
そうしますか.
平八郎提督にメイル.
「辞表を書くのは次の機会にしました」.
- さて,
さっさと Gamete シミュレイター再構築に
着手すべきなんだが
……
その前に動的ライブラリー,
ということが気になったんで少し調べてみる.
昨日再編成した kubolib って
静的なんですよね.
- 毎日毎日のことながら眠い.
しかし今日も比較的静かだ.
いや,
突発的にうるさくなったりするな.
バーストノイズ現象,
とでも名づけようか.
- 北大・地域生態の
Trendy Seminar のペイジ
を更新する.
内容には
いろいろと言ってみたいところなのだが.
- 眠いまま午前は終り,
眠いまま昼飯を食う.
- 昼飯食ったあとに,
平八郎提督から関係者一同に
北アルプス山行隊関係の連絡が流れる.
なになに,
正式名称は「西岳調査隊」?
……
うーむ.
ま,
槍沢は行ったことないんで
楽しみではあるが.
あと私あてに,
辞表書く前に
スペイスシャトルの搭乗券あっせんしろとか
正気ぢゃないメイル来る.
あいにく
HOPE-X
は開発凍結になりました,
と返事する.
- 動的ライブラリーというか,
共有ライブラリ
(lib*.so* というやつですね)
簡単に作れるだろうか
……
とあれこれドキュメント読んでみたんだが
……
- 共有ライブラリーはやはり
面倒そう.
パスを通さんといかんし,
ヴァージョン管理をちゃんと
やらんといかんし
……
- ただしその派生技法 (?) のごとき
Dynamic Linking Loader
の利用は比較的簡単そう.
このペイジ
に解説あり.
あと man dlopen など.
- えーと,
つまり kubolib を共有ライブラリーにするのは
なんか面倒なカンジなので,
しばらくは放置する.
しかし,
最尤推定プログラムの function.cc などを
「plug-in モジュール化」
するのは,
それほど難しくなさそうなので,
小川シミュレイターを改造するときにでも
実験してみようか.
- kubolib メモ.
voxelight は filereader に依存している,
というの忘れてた.
どうせまた忘れるだろうから,
一応ここに書いておく.
コード見直していて確認.
gridworld のコンストラクターで
呼び出している.
さて.
さしあたり不都合はないと思うが
……
依存しないほうが良いのだろうか?
こういう場合.
それとも依存するコンストラクターと
依存しないやつを多重定義しておくべきだろうか.
- filereader の拡張案.
C++ なんかでは面倒で繁雑きわまりない
引数 (コマンドラインオプション) の処理は
ライブラリーである
filereader 側でやらせるべきだろうな.
いまは Forest クラスだとか Aqua クラスといった
「世界の根っ子クラス」でやらせてるが.
このときオプションとして指定する値は
intstring にさらに bool 型をつけたような,
拡張「型無し」クラスとして格納すれば
よさそうだ.
- 朝から眠気ばかり愁訴する大脳において
ひたすら浪費されてる糖分を補給すべく,
1530 隣のコンヴィニエンスストアー
「ポプラ」でおやつの調達.
今日は「毎日りんごと野菜」なる
インチキくさい
「15% 混合果汁入り飲料」
とかで 500ml 100 円.
まぁ,
缶コーヒーとかよりは安い,
ということで.
成分見ると
……
ブドウ糖入ってるな.
私のいかれ大脳も一息つけるだろう.
- ……
などと言うような
半可通生理学・栄養学らしきものごときで
私の脳が素直に制御されるはずもなく,
眠気はまったく去らない.
呼応するかのように
周りも騒がしくなる.
- しょうがないんで,
一週間前に書きかけたまま
(完成させる時間なかったんで)
ほうっておいた
「大森東図書館で借りた
トンでもない CD」
について書く.
これは今日の
「ぎょーむ日誌」
の付録ということで.
- 下らないこと書いてると
頭がさえる.
- 1810 研究所発.
本屋にトラップ.
1845 東京モノレイル浜松町発.
1920 帰宅.
- 晩飯食ってから
京急大森町駅のむこうにある
TSUTAYA (本屋) に行くついでに
ぶらぶらと散歩する.
TUSTAYA は冷房ききすぎで寒い.
おまけに晩飯の後なので眠い.
寒い眠いと思いつつ,
一時間ぐらい本棚の周りを回遊.
- うーん,
たぶん 2230 ごろに寝てしまった.
- (以下は
今日の
「ぎょーむ日誌の付録」
である)
- 大森東図書館で「兄尊・水木一郎」なる
奇妙な二枚組 CD を見つけた.
この二枚の円盤は
ある特定の年齢階級に属する人々に
破壊的な衝撃を与えるので,
ここに紹介するものである.
- 水木一郎とは何者か?
多くの人は知らないだろうし,
(音楽関係にはヒト一倍うとい)
私とてそんな名前は聞いたことがなかった.
ああ,
しかし何としたことか.
じつは私の神経系は
彼をたいへんによく知っており,
おそらくその影響から一生逃れること
かなわぬほどの影響を
遠い昔にうけてしまっているのである.
- ヒマな人は
水木一郎オフィシャルペイジ
を見ていただきたい.
そして,
1968 年
(私が生まれる前年)
に活動を始めた
この歌い手の
「ぎょーせき」
を見よ !!
私と近しい年齢の人々は叫ぶはずだ.
「ああ,
オレは
(アタシは)
小さいころ TV から流れる
このヒトの歌を毎日のように何年間も
聞き続けていたんだ
(そして自分でもマネして歌った)
…… !!」
と.
- とにかく 1970 年代のめぼしい
アニメイション・特撮番組の主題歌その他の
少なくとも半分ぐらいは
この水木一郎によって
高らかに情熱的に
歌いあげられていたんじゃなかろーか.
インパクトファクターきわめて高し.
- 「兄尊」つまりアニソンなる CD には
その代表曲を 50 ばかり収録されている.
私と同年配な人なら一聴の価値あると思う.
幼年期に神経系に刻みこまれた
あの歌この曲が四半世紀ぶりに
意識野で再現されるのだから.
- とはいえ,
それら 50 曲のうち,
私などが覚えがあるのは
半分ほどであった.
1970 年代の終りごろには
あまり TV を見なくなったし,
1-2 歳のころに聞いたものがあったとしても
おそらく忘れてしまったのだろう.
- では,
もっとも強烈に覚えているのは何かと言えば,
1972 年すなわち 3 歳ぐらいのときに
聞いた「マジンガー Z」をおいて
他にあるまい.
これは水木一郎にとっても
代表曲をなすものらしく
CD 1 枚目の 1 番最初に位置している.
すなわち科挙でいうところの
「圧巻」である.
♪〜 そぉらにそびえる /
くぅろがねのしろー /
すぅぱぁろぼっとー
〜♪
……
ああ,
富士の高嶺を背景に
なぜか毎回毎回東京地方で
狼籍のかぎりつくす機械獣たちの姿が
まぶたに浮かんでしまった,
そこのあなた !
「ぼくらのスーパーロボット」
の勇姿が
貯水プールからせり上がる情景が
脳内上映されてしまった
そっちのおにーさん !
こういうフレイズが検索キーになって
神経系が一瞬でも制御不能になった人たちは,
私と同じく見えざる刻印を
水木一郎から受けているのである.
ああ,
三歳児にとって
毎週毎週あの歌とともに始まる
番組がどれほど甚大な影響を与えたか
……
- だいたい
「くろがねのしろ」
なんて尋常ではないですよね.
「黒が根の白 ?」
などと 10 年ほどは
よくわからぬままであった.
中学生ぐらいのときに
「黒金」とはすなわち鉄,
と知ったと同時に
この歌詞が幻聴としてよみがえった.
さらにまた 10 年ほどして
「黒金の城」
なる文言の出典は
おそらく帝国海軍行進曲「軍艦」,
と推測したときも,
(名前は知らなかったけど)
水木一郎が耳もとで熱唱を始めた.
- ……
と収録されているうち
20 曲ぐらいについては,
水木一郎の歌声で喚起されるイメイジと
その背景にわたる考察について
延々と述べること可能なのである.
たとえば
……
♪〜 砕いてぇ星くずぅ /
宇宙のはぁてにぃ /
きらめくぅ銀河ぁにぃ
〜♪
このアニメイション
「宇宙の騎士テッカマン」
なんて
まるっきり忘れていたんだけど,
現在から振りかえれば
じつにじつに教育的なものであった.
主人公たちの宇宙船に
第一宇宙速度を付与するべく採用された
手法の画期的なことと言ったら
……
加速軌条の上で多段式ブースターをもって
ぐいぐい押しまくるという
まさにナチスドイツ誇る
工学者オイゲン = ゼンガー提唱するところの
……
いやいや
加速中に軌条から火花が飛び散るという
この年になっても理解できぬ現象を
大映しにする強烈な演出は,
地上の人工物を
重力圏からの脱出速度に到達させる
その困難性を
子どものココロに直観的に叩きこんだ点で
……
- ……
などと正気を失って
延々と書き続けてもよいのだが
キリがないのでやめておく.
幸か不幸か
JASRAC (社団法人日本音楽著作権協会)
なるワケのわからぬ団体が
歌詞の引用に関して
何ともキビしい制約を課している,
ということもあるし.
良い子がマネをしないように解説しておくと,
上のわずか 2 行の引用でも
すでにイチャモンつけられる条件を
完ペキに満たしているのである.
やれやれ.
- いやいや,
特撮活劇「超人バロムワン」だけは
ちょっと言及しておきたい.
JASRAC なんてコワくないやい.
- この作品についてネット上で少し調べる.
なんと「ゴルゴ 13」の
さいとうたかを原作である.
しかし
内容はちっとも覚えていない.
少年たちがどっかの採石場の
斜面転がりながら変身するとか
「目の中」でケンカするとか
(わけわかんないでしょ)
なんともインチキな場面の断片ばかり
が思い出される.
ああ,
そして今 CD でよみがえる
この主題歌.
そうだ,
こんなスゴイやつだったなあ.
何しろ歌詞の半分が
「♪〜 ぶろろろー」
とか
「♪〜 ぎゅんぎゅぎゅん」
とか
「♪〜 るーろるろろ」
といった
この世のものと思えぬ擬音語で構成されている.
作詞者の言語感覚は
天才的なのか
はたまた紙一重か.
そして,
これを水木一郎が
じつに巧みにアツく歌っているのである.
- ……
ということで,
20 年以上前の幼い日々に
聴覚情報処理系に焼き付けられた
「検索キー」,
それが励起する異常なイマジネイションを
楽しみたい皆サマには,
ぜひこの CD をおすすめする次第である.
- 今日の食卓
- 朝 (0755):
味噌汁の残り.
水でもどした干しシイタケ・
エノキダケ・タマネギ・卵の
炒めもの.
- 昼 (1215):
弁当.
朝に作ったキノコ・タマネギ・卵の
炒めもの.
[食事風景]
写っているもの.左から.コップ.
小さいホワイトボード.カレンダー.
サーモス.ミニキーボード.弁当
箱.壁たてかけ液晶ディスプレイ.