ぎょーむ日誌 2000-07-16
2000 年 07 月 16 日 (日)
- 0815 起床.
晴れ.
- 昨晩買った本数冊をなんとなく読み続けてしまう.
- 立花隆のバイオテクノロジー本は
割とつまらん.
書いてる本人ははしゃいでいるんだが.
お金の無駄であった.
- 別冊宝島の文庫化された原子力本は
なかなか衝撃的,
というか
……
この本,
もともとは 12 年前に出版されたものなんだけど,
日本の原子力関係をめぐる内容は
ちっとも古びていない.
今日的である.
- あるいは原子力関係のお役所は 10 年以上前から
同じウソをつき続けてるということか.
それに
だまされ続けてる我々も阿呆なんだろうけど.
- 傭われた人々がまるで教育されておらず
現場で「勘」に頼って働く様子や,
稼働率や経済性という数値目標が優先されて
安全性が軽視されている
原子力施設の論理に関する報告は
まさにその後の (90 年代に発生する)
「もんじゅ」事故や臨界事故を予言するものであった.
高速増殖炉の破綻や
コジェネの台頭も見通している.
- とくに匿名希望する講座専属料理人氏が
某講座のサーヴァー管理ぎょーむやってくれなる
メイルよこすんで,
ちょっと北大地環研某講座のマシンに login して
作業.
- いつまでもうだうだしてるわけにはいかんので,
仕事に着手.
トチノキ種子数問題である.
- 描画した場合と計数した場合で矛盾が生じている.
今まではどう対処していたんだ
……
あ,
計数プログラムでごまかしをやってるな.
うーん,
きっともうろうとしたまま
プログラミングしてたんだろう.
おそるべし過去の自分.
- さーてと,
「流れ」のどの段階で矛盾が生じたのか?
うう,
背中を虫が這い回ってるようなキモチ悪さ.
しかし,
それに耐えつつ,
根気よくツブしていくほかあるまい.
- 晩飯食ったあとも追跡続行.
ああ,
convCode.pl で「失踪した種子」の処理が
ちとヘンなのかもしれん.
ここを修正して最後まで「流して」みるか
……
ちくしょう.
だめだ.
コトはそう簡単ではない.
- ぢりぢりと段階的にデーターを追っかけてわかったんだが
……
あーあ,
これって
またまた E*cel 「ぶっく形式」由来の
莫迦野郎な「シート間のデーター矛盾」の一種
と判明した.
「種子が動いた」ところに座標データーなく,
「種子が動かなかった」ところに移動先が書いてある.
- これって矛盾だよね.
入力間違いだよね.
- こんな面倒なデーター入力のチェックを人間の「目」にやらせる
スプレッドシート (を妙な形式で束ねた) データー構造って
一体何なんだ?
生態学のややこしいデーターの入力に
E*cel 使用するのは全面禁止にしてやりたい.
もし私がこの世界の独裁者ならば.
- こういうシート間で矛盾
(ひょっとして矛盾ではないのかしらん?)
が生じるってのは,
やはり,
M$-E*cel の「ぶっく形式」なんかに
「データー打ち込み」とやらをやるのが
そもそもの間違いなのでは?
まともなデーターベイスソフトウェアを導入するか
自分で作るかして,
入力時のチェックをソフトウェアにやらせるようにしないと.
- うう,
どうしたらいいんだ.
キモチ悪いけど,
私が元データーいじって直すしかないのか.
モデル屋としては元データーに手を入れるのは
イヤなんだけどなあ.
- ということで,
何時間もかけて延々と手作業で修正していく.
いちいち複数のファイルを参照して
確認をとりながら直していくんで,
面倒くさくて頭がおかしくなりそうだ.
- 3 年分のデーターを一通り修正してみると,
いちおう計数と描画の「流れ」の間にあった矛盾は
解消したかのように見える.
ああ,
でもまだ何かヘンなことありそう.
あまりスッキリしない.
- おっと,
いつの間にか 0000 近い.
報告メイル書いてさっさと寝ちまうか.
呪われた日曜日.
あ,
今日は一歩も外出しなかった.
- (一言近況)
一週間ほど北大でのんびりさせていただきました.
やはり人と議論するのは重要ですね.
その点からすると
浜松町の (自称) 某研究所というのは
まったく知的ではない環境だと
改めて納得させられた次第.
お役所仕事の典型的産物ですな.
(20000716)
- 今日の食卓
- 朝 (0840):
昨晩の残り.
- 昼 (1200):
さらに残り.
- 晩 (1900):
冷蔵庫の中が乏しいので,
ニラだけの炒めもの.