ぎょーむ日誌 2000-07-08

2000 年 07 月 08 日 (土)

• 0745 起床． う， やべ． もうこんな時間か． 曇り． 近くのセイコーマートで朝飯調達．
• 今日は富良野岳に行く． 出張中に何をやってるんだって? 私も一週間ほど前に その点について 甲山教授 (地球フロンティア生態系変動予測領域 生態系アーキテクチャーグループ・ グループ長兼任) にお尋ねしたところ 「調査じゃ」 なる簡潔なるお返事いただいた． ならば 「調査」である．
• 0845 北大発． 1000 岩見沢． 1215 十勝岳温泉着． ここの標高 1300 メートルぐらい． 気温低い． 天気は曇り．
• 別動のかとーさんの車がなかなか来ない． あとで聞いたところでは スピード違反で捕まっていたとか．
• かとー車の人々は後から追い付くだろう， と 6 人と 1 匹で 登山口から登り始める． 1245．

[Cam] 甲山家の小型の忠犬． 今日は富良野岳登頂を目指す．

[十勝岳温泉] ここから登り始める． 標高約 1300 メートル． 下山後はすぐに温泉に入れる． 中央は富良野岳前衛のホコ岩．

[D 尾根へ] 十勝岳温泉から安政火口を目指し， 途中の Z 点で ヌッカクシラフヌイ川に降りて D 尾根に上がる．

• 台風 3 号接近の影響のためか， 雨がふりはじめる． かとーさんの車で来た三人は途中で追い付いてきて， 「置いて行くなんてひどいや」 と非難．

[三峰山沢] 沢にはところどころ雪渓が残っている． このころから雨が降り始める．

[雪渓上の犬] キャムも雪渓踏破． すれ違うすべての登山者から 「まぁ偉いわねえ」 と絶賛されつつ．

[富良野岳への道] 三峰山沢をほぼ水平に横切り 稜線に出ればすぐに山頂． しかしまだ遠い．

• 1430 休憩． 1450 ようやく主稜線上の 富良野岳-三峰山間のコルに出る． 風雨きびしくなる． 甲山さんとキャムは撤退．

[雨の中の休憩] 稜線まであと 30 分ぐらいの ところで休憩． 「もう帰ろうか」 という意見も．

[主稜線] 富良野岳山頂にいたるライン． 気温は低く， 「寒い」と感じるほど． 「もうちょっと登ってみましょう」 とコルを目指す．

[頂稜を往く] コルからの登り． リッジは細いけど 道はしっかりしている． 果して頂上まで どれくらい時間かかりそうか?

• 1510 富良野岳山頂 (標高 1912 メートル)． ようやく到着． まっすぐ歩けないほど風が強い． しかも氷の粒が顔にあたって痛い．

[頂上直下] 登りはそれほど厳しくない．

[登頂] 下野さん・長谷川さん． 構図がズレたのは， 私の指が寒さでかじかんでいたため．

[下界へ] あとは温泉の待つ下界に撤退するばかりである． 頂上付近の気温は 7 ℃．

• 1515 早々に撤退開始． 1530 コル． 主稜線から斜面に下ると 風は弱くなる． 当然のことながら．
• 1730 下山． 十勝岳温泉の駐車場着． 一足先に帰着していた甲山さんとキャムに合流． 登山犬は温かい車内ですこし回復した模様．
• 十勝岳温泉に入る． 入湯料 800 円． 赤茶けた湯の温泉である． 体もすっかり温まったんで 1830 同発． 厳しい風雨の中での登山に疲れた キャムは私の足元で丸くなって熟睡している． あ， 熟睡してるのは大学院生たちも同様である．
• 2100 岩見沢のラーメン屋で晩飯． 2200 新札幌の甲山家． 2230 北大帰着． 「調査」は無事に終了， ということで．
• なかなか長い一日でした． そして 楽しかった．
• 今日の食卓
  • 朝 (0800): 北大近くの セイコーマートで買った おにぎり二つ．
  • 昼 (1230): 岩見沢の国道 12 号ぞいの セイコーマートで買った おにぎり二つ． 十勝岳温泉の駐車場で食べた．
  • 晩 (2110): 岩見沢の国道 12 号ぞいの ラーメンチェイン店 「麺ぞう」の 白みそキムチラーメン． なんと甲山さんが全員のラーメン代を もってくださった． どうもご馳走さまでした．