「バロコロラド50ha 永久調査区」(パナマ) その他の大面積長期間の森林調査区はそもそも データを格子状(図)にとっているので, まさに生態学で格子モデルを実用的に適用できる 唯一無二の課題ではないかと思っていました. しかしながら, かくのごとく祖視化された天然の挙動でさえ, 詳しく調べれば調べるほどに破綻が生じていきます.
1983-1984の変化,
Hubbell & Foster (1986) より
そこで逐次変化離散時間格子モデルと 無作為化パラメータ推定という方法を開発しました. もとになったデータはバロコロラド島ではなく, 小川群落保護林の1976-1991年の航空写真から 推定された林冠動態の空間パターンを 用いてモデルを作りました. → 新しいモデル(小川群落保護林に関するもの)