ぎょーむ日誌 2004-08-13
2004 年 08 月 13 日 (金)
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0830 起床.
朝飯.
コーヒー.
0930 自宅発.
曇.
0940 研究室着.
外は涼しいけど,
かとーオフィス内は気温が高い
(計算機の台数が多いため).
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樹木モデルの部品について概説した
Components of functional-structural tree models
(Risto Sievönen たちの総説, 2000)
を読む.
いまさらながら,
というかつい先日みつけたばかりなもんで.
えー,
たいへん良くまとまっていて参考になる.
樹木の機能構造モデル (functional-structural model; FSM)
を構成する理想化基本単位 (idealized elmentary unit; IEU)
なるものが提案されていて,
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IEU は樹木を構成するくりかえし単位である
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IEU は隣接 IEU と近傍環境とのみ相互作用する
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隣接 IEU との物質やりとりはその
IEU の構造と状態だけで決まる
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その近傍環境は一様になるぐらいに
IEU は十分に小さい
といった要件をみたすもの.
つまり「植物を構成する『部品』ってそういうものでしょう」
という制約の検討だ.
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ぱいぷ樹木
の部品は IEU 要件にほぼ合致する.
これは偶然ではない.
Sievönen さんは
「こういうシミュレイターがあれば樹木生態学の研究には有用だろう」
という考察から上のような諸条件を導出し,
ぱいぷ樹木もまた同じ方向性から設計されてきたので,
両者は相同性をもつにいたったのである.
まあ,
同時にぱいぷ樹木が彼らの
LIGNUM
などから多大の影響うけている,
ということでもあるのだけど.
一方で,
基礎研究のためではない,
農学など応用むけ樹木モデリング研究では
IEU 要件のような面倒くさい制約は重視されない.
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などと勉強してから,
ぱいぷ樹木論文つづき.
呪われあろめとりーの支配する末端形成の説明は難しい
(というより書いてて理不尽さがイヤになる)
ので,
いったんほうりだす.
じゃ,
何を説明するか.
えーと,
まだまだ書いてないところばかりだな.
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とりあえず「局所明るさ」評価の説明.
これは
「はしょった説明」
を構成するのが比較的ラクだな,
とぢりぢりと匍匐前進.
1300 ごろ,
光捕獲の短縮な説明と光合成まわりの書き直し,
ひとくぎりつく.
すごく圧縮してるつもりなんだが,
じょじょにかさばりつつある.
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昼飯.
あ,
雨がふってきた.
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今日は昨日よりさらに静か,
というかんぢだ.
釧路どたばた沈黙.
苫小牧沈黙.
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などと書いた数分後に釧路雑用わりこみ.
そして苫小牧ボスからメイルいただく.
油断大敵.
ちょっとちがうか.
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釧路雑用のほうはてきとーに.
苫小牧のほうはそうはいかないので緊張する.
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とりあえず Dell 機で飽差 (VPD) ぬきモデルの推定計算.
これは明朝までには終了するだろう.
「ある日の降水が何日ぐらい尾をひくか」
で変化する AIC (モデルの良さ) 変化の作図.
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作図分担案アップロード.
お返事かき
……
で,
一件落着か?
時刻は 1600 前.
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ぱいぷ樹木論文つづき.
まだ途中がすかすかすかすかなんだけど,
Functional design of PipeTree
節の最後に位置するぱいぷ束のくたばりかた
副節を書いてみる.
これは局所資源量だけで決まる,
というもの.
そしてここでも当然ながら
「再帰」的参照 (recursive reference) が必要になる.
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ぱいぷ束死亡もてきとーにひとくぎりついてしまったか?
夕方になってまた活性化してる釧路どたばた.
私はこれに関しては wiki 記録者に徹しているので気楽なもんだ
……
しかし wiki 上の記録も現実のごたごたを反映して,
少しばかり錯乱してきたのでりすとらする.
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1740 研究室発.
クラーク会館地下の
理髪店
で散髪.
1840 同発.
雨.
1930 帰宅.
体重 72.8kg.
晩飯.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0830):
食パン.
タマネギ・ハクサイ・ニンジン・ジャガイモ・
エノキダケ・豆腐のカレー (スープ化).
- 昼 (1340):
研究室お茶部屋.
食パン.
- 晩 (2030):
米麦 1.0 合.
ナス・ピーマン・シイタケ・卵の炒飯.