ぎょーむ日誌 2003-12-18
2003 年 12 月 18 日 (木)
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0830 起床.
朝飯.
コーヒー.
0920 自宅発.
曇.
0930 研究室着.
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1030 本日の
講座セミナー
そのいち.
M2 森君.
つまり昨日と本日の境目あたりで得られた計算結果あれこれとかですな.
本人のゆったり進行ぽりしー &
甲山さん体調良好の効果で終了したのが 1300.
いろいろ指摘されて気づいたんだが
……
直前になってどたばたやった計算には,
「よしこれで OK」
と思ってても瑕疵が残ってたりするもんですな.
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セミナーに登場した,
シウリザクラのマイクロサテライト DNA 解析に使われた
ソフトウェア
T.C. Marshall, J. Slate, L.E.B. Kruuk & J. M. Pemberton.
1998.
Statistical confidence for likelihood-based paternity inference in natural populations.
Molecular Ecology 7: 639-656.
を読む.
ソフトウェア名 CERVUS
とは red deer の属名,
つまり Clutton-Block たちのやってるよーな
スコットランドのアカシカの研究用に開発されたモノ,
とわかる.
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で,
かんじんの父性判定の最尤推定法だが
……
わかりやすい解説のおかげで
じつに直接的な方法が使われてる,
と理解できた.
LOD なる対数尤度比をスコアとしてるわけだが
……
別の言いかたをするなら,
これはある種のベイズ推定の対数尤度そのものだ.
で,
人間が知ることのできる
アレル頻度もまた推定量にすぎん,
という問題を克服するべく resampling 技法が使われている,
と.
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ひとくぎりついたので昼飯.
下野さんから統計学質問.
発芽日の分布ねぇ
……
ふと思いついて負の二項分布とかどうでしょう,
などと言ってみる.
調べてみると,
負の二項分布は混合化 Poisson 分布でもある,
わけだな
(Poisson の λ が Γ 分布にしたがう)
……
とゆーことで,
なんとなくよさげな.
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1600 本日の
講座セミナー
そのに.
M2 西村さん.
サロベツのハナシにけみかるなデータが追加されてる
……
が,
あまり役にたってないんで,
地図に投影したら,
と甲山さん提案.
その場で D2 赤坂君に尋ねると,
某高額ソフトウェアの違法コピーとか使えばごく簡単にできる,
とのこと.
蛇足ながら,
久保計算に依存してしまった森君はつっこまれるとフリーズするわけだが
(統計モデルが原理的なところから構築されてるので,
その土台がわかってないと基本的な質問されたら回答できん),
露崎フォーマットな西村さんは頑健である
(多変量解析などを使った植生解析は
誰にとってもブラックボックスなので).
現在南半球に逃亡中の指導教官から伝授されてるお作法,
ぢつに打たれづよい.
1710 終了.
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釧路雑用 & シウリザクラ計算とかで午前様な日々が続いてるので,
本日ははやめに撤退することに.
1800 研究室発.
ちょい雪.
忘年会とか香川行脚とかあるんで現金をおろしに駅の南へ.
1910 帰宅.
体重 71.6kg.
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晩飯くったらいきなり寝てしまった
……
が真夜中に目がさめて眠れん状態.
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[今日の食卓]
- 朝 (0840):
リンゴ.
- 昼 (1430):
研究室お茶部屋.
「北欧」ベイグルサンドイッチ.
- 晩 (1950):
タマネギ・ニンニクのスパゲッティー.