ぎょーむ日誌 2002-03-12 
 
	 
 2002 年 03 月 12 日 (火) 
 
	-  0630 起床.
		どうもてきぱきと起床できない.
	
 -  朝飯・弁当の準備.
		朝飯.
		コーヒー.
		シャワー.
	
 -  0735 自宅発.
		晴れ.
		特急に乗って
		0750 京急平和島発.
		普通に乗り換えて
		0817 京急上大岡発.
		0835 研究所着.
	
 -  まだ,
		十分にサトリの境地に達することができないようで,
		九大理学部事務に紙きれ発送遅延の問い合わせ電話 (!)
		なんぞをかけてみた.
		先方はすでに錯乱のきわみで何がなんだかわからないことになっていた.
		うーむ.
		どうやら学部・大学院の修了証明書発行・郵送というのは
		彼らには困難すぎる任務であったようだ.
		さすがは九州帝国大学.
		学生掛 (学部担当) と庶務掛 (大学院担当) に
		紙きれ一式まとめて返送するよう
		指示したのも間違いだったな.
		セクション間の連携がまるでできてないんで.
		別個に申請して
		並列処理させればよかった.
		返送用封筒も二通必要になるけど.
	
 -  少なくとも生物学系に関しては
		かなり怪しい出版社の意味不明よーご集の下らぬ草稿書き.
		京急電車の中なんかでぽつぽつと書いて来たんだけど,
		次の金曜日が〆切らしいんで,
		ちょっとまとめにかかってみる.
	
 -  まぁ,
		一小項目 800 字なんで分量的にはたいしたことないんだけど.
		問題は私の担当ということになってるやつで,
		先方の書き方をそっくりそのまま写すと
		……
		
			-  生態系モデリング 
 
			-  生態モデリング 
 
			-  個体基礎モデル 
 
			-  データベース 
 
		
		なにこれ?
		というようなシロモノばかり.
		とはいえ,
		「売ってきた喧嘩は買ってやる」ドクトリンに基づき,
		うけおってる次第だ.
	 -  「生態系モデリング」ってのは
		この中では唯一まっとうな項目だてなんだけど,
		なんで私なんぞにまわすのかね?
		勝手につけられた検索語みると
		編集者もまるで
		ecosystem modeling
		わかってない人間だというのが一目瞭然.
		阿呆すぎる.
		他のヒトに迷惑かけるのも悪いんで,
		手元の生態系本だのネット上で公開されてる解説など読みつつ
		書いているところ.
	
 -  「生態モデリング」は意味不明かつ意図がまとはずれなんで
		「こんなの削除しろ」
		とする.
		しかし,
		そのハズれかたがいかにひどいものか説明してやらんといかん,
		というのは腹だたしい.
	
 -  「個体基礎モデル」は individual based model のことだろうけど,
		こういう珍訳語でっちあげて
		何ら問題も感じないセンスは素晴しい.
		勝手につけられた検索語も莫伽莫伽しいし.
	
 -  「データベース」
		これまた編集者サイドでまるでわかってないのに組み込まれている小項目.
		まぁ,
		下請け執筆者の私のもロクでもない作文になってしまいそうだから,
		さっさと下書きを終えて武生さんとかに点検してもらわないといけないんだけど.
	
 -  と,
		うだうだしていて午前中終了.
		九大理学部事務は行方不明の紙切れ一式に関して
		早急に連絡すると言ってたけど,
		むろん何の連絡もなかったことは言うまでもない.
	
 -  1210 トイレでジャージ上下に着替えて
		独房群内の人目につきにくい経路を選んで脱柵.
		今日も晴天.
		
			富岡総合公園
		
		前峰までゆっくり走って登り,
		頂上でストレッチング.
		反対側に降りて主峰に登る.
		少し降りて芝生の野球場 3 周と
		南東面展望台をまわってから
		1245 独房群帰着.
		昼飯.
	
 -  う,
		こんどは
		
			zlib にバグ
		
		か.
		これは,
		たしかに影響でかい.
		現時点では Vine Linux 用対応版はまだ出ていない.
	
 -  ヒマしてる BookPC はまた新しいパラメーターセットで
		PipeTree 計算.
		なんとなく
		
pipetree2002c
		ついでにライブラリを
		kubolib2002c
		とヴァージョン変えてみる.
		しかし無意味なような気もするんでまた戻すかもしれない.
	 -  生態学会準備は小川シミュレイション構築のパラメーター推定にまつわる
		統計学バナシやってりゃいいと思うんだけど
		……
		さーて,
		どうしたもんかな.
		そもそも今度の聴衆も森林生態学専門家ではない,
		と考えるべきだろうし
		(生態学会の会員は動物/植物,陸域/水圏,実験/野外調査/何もしない,
		それぞれいるんで).
		とはいえ,
		弥生講堂でやったような入門的な内容だけ,
		っていうのもなぁ.
	
 -  危険な気もするけど,
		この問題はもうしばらくだけ放置する.
		マルチタスク処理のできない悲しさよ.
	
 -  やはりまだサトリの境地に達しきれてないらしく,
		九大理学部の今度は学生掛に電話かけてみる.
		なるほどここがタライまわしの最終到達地であったか.
		かなりサトってるらしい女性事務職員の文言
		「金曜日にここから出したんですけどね」
		「たぶん九大から郵便局に届いたのは月曜日なんでしょうね」
		(九大ってそんなに郵便局から遠かったのか!)
		「返信用封筒には 80 円しか貼ってなかったんで速達代支払ってください」
		……
		九大・理・事務に関してはサトリが啓けた.
	
 -  とはいえ,
		福岡空港を離陸した欧州行き燃料満載 Boeing 747 が
		ちょっと失速して
		
			博多湾手前
		
		に落着して
		 地上にあるものすべて焼きはらってくれたらなぁ,
		と詠嘆したのは,
		まだサトってないところがあるのかもしれない.
	
 -  何ゴトであれ電話さえかければ決着がつくという思想
		――
		いわゆる
		お電話決戦主義はまったく趣味に合わないんだけど,
		まぁ,
		事務かたのかるちゃーにあわせて北大・地環研・総務に電話をかける.
		先日に面談した総務掛長に
		九大の紙切れ一式が本日の提出期限には間に合わない由を説明する.
		掛長は一定の遅延が生じる公算をすでに勘案ずみだったらしく
		(おそらく郵便馬ゾリなんかが
		猛吹雪のときにスタックしたりするからだろう),
		それぐらいならなんとかなるでしょう,
		と請けあってくれた.
	
 -  現物が入手できたら速達発信するまえにファクシミリにて電送せよ,
		とのこと.
		私もそうするつもりだった.
		九大から電送させりゃよかったか?
		ファクシミリ代支払えとか言うんだろうなぁ.
		修了証明書とか学位授与証明書とか
		何を証明してるのかよくわからぬインチキな証明書のたぐいは
		PDF ファイルとかでやりとりできんものなの?
		通し番号うってネット経由で番号検証できるようにしとけば
		偽造も簡単にはできんと思うんだけど.
	
 -  とりあえず面倒の個数がひとつ減じたので,
		やれやれとメイル返信など.
	
 -  BookPC で Abies PipeTree 育成しつつ,
		生態系モデリング
		――
		つまり生物世界の物質循環を解明する文献を読みススめる.
		これには大きな水陸格差があるのかも.
		水がすすんでて陸が遅れてるような気がする.
		この理由としては,
		水の中のほうがモノの一様化が早まるのでモデリングしやすい,
		そういうモデルに対応できる観測データ得やすい
		……
		というあたりか?
	
 -  あるいは単に私が水中生態系のモデルのいんちきぶり,
		観測データのでたらめさについて詳しく知らないだけ,
		ということなのかもしれないけど.
		しかし陸域の基質 (substrate) の複雑さは,
		もうほとんどモデリング不可能,
		とでもいうような.
		でも地面の性質とか無視しては物質循環とか,
		やってられないんだろうねえ.
		よく知らないけど.
	
 -  お勉強だけで終ってしまった.
		だいじょうぶなんだろうか.
		1805 研究所発.
		普通に乗って
		1813 京急杉田発.
		特急に乗り換えて
		1819 京急上大岡発.
		1905 帰宅.
		体重 70.4kg.
		サトリやせ.
	
 -  たしかに速達でなんちゃら証明書のたぐいが到達してるな.
		いやはや.
	
 -  晩飯食ってから,
		NTT ペイジで電話移転申し込んでみたり
		……
		げ,
		あとからまた電話かけてくるのか.
		しかも昼間に連絡するみたいだから独房群で応答せんといかん
		……
		ああ,
		やだやだ.
	
 -  今日の食卓
	
		-  朝 (0700):
			米 0.6 合.
			コマツナ・シイタケ・豆腐の炒めもの.
			味噌味.
		
 -  昼 (1250):
			弁当.
			米 0.8 合.
			朝と同じ.
		
 -  晩 (1920):
			米 0.6 合.
			朝の残りで雑炊.