ぎょーむ日誌 2000-12-12
2000 年 12 月 12 日 (火)
- 0700 起床.
6 時間ぐらい寝た.
ノドがまだちょっと痛い.
昨日もっとうがいしとけばよかった.
- 朝飯・弁当の準備.
朝飯.
コーヒー.
シャワー.
- 0740 自宅発.
晴れ.
また途中でノド飴買う.
今日は羽田から離陸していく飛行機たちが
くっきりと見える.
空中に静止しているような旋回の機体は
Boeing の最新型 777 (トリプルセヴン) である.
飛びかたの違いで識別できる.
まったく新設計の翼であるため,
低空ではゆっくり飛び,
高空では亜音速が出せるらしい.
0802 東京モノレイル流通センター発.
浜松町の気温 5 ℃.
0820 研究所着.
- 早くから来ていた Dennis さんと
X 端末ソフトウェア導入に関する議論.
なるほど eXodus ってのが
まだあるんですね.
VNC
はどうだろうと提案.
- 私自身は X (Linux 上の XFree86) の上で生活しているので,
いまさら X な端末ソフトウェアなど入れる必要ない.
1984 年に MIT で開発されたこの X とゆーのは
実によく出来たシステムで,
たとえば
必要とあらば北大闇ネットの内側にある
Linux マシンに入ってるお絵かきプログラムを
浜松町で使ったりすることだってできる.
- しかし,
モノは試しとて vnc をダウンロードしてみる.
ヴァージョンは 3.3.3r2.
Macintosh・Window$ はもちろん
Linux・SunOS・Window$CE などいろいろな
プラットホームで使えるようだ.
- とりあえず自分の BookPC と ThinkPad
に VNC インストールしてみる.
いろいろと試行錯誤.
以下はその結果.
BookPC 側を server にしてみよう.
Xvnc や vncpassword なんか を $HOME/bin に移す.
vncserver は Perl で書かれている.
あれこれとカスタマイズ.
./vncserver で起動.
初回はパスワード登録.
$HOME/.vnc/ にログとロックファイルが
生成される.
- つぎに vnc クライアント側である ThinkPad
で
vncviewer (ホスト名):1
というふうに起動,
パスワード入力.
するとウィンドウが開いて
X が起動している.
WindowMaker とか,
ようするにふだんの環境になってるワケです.
- いやー,
動作はちょっとトロいけど面白いもんですな.
とにかくこの vncserver というのを動かしておけば,
Unix 機から Macintosh を使う,
とか Mac から Win を使うってことが
できちゃうわけだ.
しかもスーパーユーザにならんでも
server 起動できる.
- しかし BookPC → ThinkPad は通るけど,
逆は通らん.
設定がどこかまずいんだろうか.
- ……
と午前中の半分程を VNC で遊ぶ.
- あとはメイルのやりとりだの,
文献コピーして送るだの
……
- 昼飯食いつつネット上をふらふら.
ワイヤレストラックボールにも慣れてきた.
[右クリックどらっぐ]
親指でクリックしつつ人差指側面で
玉を転がしてる.慣れが必要.ちな
みに中指の位置に左クリックトリガー
あり.これは使いやすい.普段は親
指で玉を転がし人差指でクリック.
- 大江戸線なる新開通地下鉄に乗れば
帰りに秋葉原や新宿の計算機屋に寄るときとか
便利だろうか
……
と思って
ネットから路線図にアクセスを試みたんだけど,
東京都交通局のサーヴァーは混雑しすぎていて
なにも情報を返さない.
- 交通といえば,
羽田空港国際化問題は
運輸省・東京都・千葉県の三当事者ともどもに
相変わらず大人げない発言が飛び交い
紛糾してるようである.
愉快愉快.
私はぢもと民と称して羽田を応援してます.
- しかし「羽田は国内便・成田は国際便」なる
利用者にとっては不便なだけの「原則」なるものは,
いったいどういう発想の産物なんだろね.
こんな分離に意味あるんだろうか.
わからん.
- なーんか日本の空港って変なの多いよね.
新千歳空港は歴史的名機の
レプリカが展示されてるから良いとして,
仙台へんぴだし,
羽田は国内便だけだし,
成田は怨念うずまく泥沼の反対運動で
滑走路が一本しかないし,
開催できるかどーかわからん万博のため
建造中の愛知空港って名古屋な発想だし,
関西新空港は伝説の古代大陸よろしく不等沈下で
ほとんど海没しちゃってるんで
着陸ならぬ着水させられるらしいし,
住民がいくら反対署名しても
神戸空港作るんだいと強情はるし,
広島のは鉄道も通わぬ山の中におこもりになってるし,
福岡空港に来るひこーきは九大に落ちそうだし
……
- 某あやしげ編集部から校正刷りが
ファクシミリで届き,
例によってさっさと作業しろなる督促.
- ああ,
変な間違いとかあるな.
ちくしょう Canna め
(と,かな漢字変換サーヴァーのせいにする).
いやいや,
編集部で勝手に直した文章に混入してるのもある.
- 文中にある
「林野庁」
……
これって中央省庁改変とやらで
来月以降はなくなるんじゃなかろーか.
ネット上で調べてみると
……
なんとなんと農水省の傘下の
食糧・林野・水産の三省庁はことごとく
そのまま残されるのか!
- 1350 ファクシミリで初校の結果を送る.
素早い返し技は
すでに追い込まれてしまっている
先方に対するいやがらせなのである.
- 呪われ C++ というか g++ に再び取り組む.
もはや某あやしげ編集部
作図注文出してくる可能性はなくなったので,
10 月のライブラリーは消し,
最新のライブラリーを展開して
作業する.
- 1630 一区切りついた.
また邪悪な
<strstream>
を使ってしまった.
一時は終りの見えないように思えた
operator<<
の上書き定義なんだが,
結局のところ
制御子 (endl など)
と string&, double&, int&
の 4 つを書くだけですんだ.
とはいえ,
double と int はどちらも
ostrstream に渡して char* にして
ostream::write() してというパターンだったので,
共通部分を短い関数にすると
それぞれ一行でかけてしまう.
昨日は敗退した関数テンプレイトわざを
今日は有効に活用できたためである.
- で作ったのは,
filewriter.h という 70 行の短い
ヘッダーファイルで,
こいつで定義している
Kstream
というストリームを使うと,
たとえば,
Kstream kstream( "tmp.txt" );
kstream << "BEGIN\tFOREST\t" << 0 << endl;
kstream << "data1\t" << 2000 << endl;
kstream << "BEGIN\tTREE\t" << 1 << endl;
kstream << "data2\t" << 3.1415 << endl;
kstream << "END\tTREE\t" << 1 << endl;
kstream << "END\tFOREST\t" << 0 << endl;
BEGIN FOREST 0
data1 2000
BEGIN TREE 1
data2 3.1415
END TREE 1
END FOREST 0
……
とゆーようなちょっとした整形をして
吐いてくれる,
というシロモノなのである.
ああ,
こんなしょーもないものを作るために
二日も費してしまった.
いや,
しかし ofstream を継承してるんだから,
いろいろとご利益あるはずなんだが
……
- filewriter.h に対応する
Filereader は
BEGIN-END 構造だけに着目して
森林や樹木といった複雑な階層構造を
もつデータのテキストファイルを
読み解いていく.
であるから,
このような行頭のインデントは
まったく無意味なのである.
しかしながら,
人間が読む場合はこういうふうにしとくと,
まぁ,
ちょっとは読みやすかったり
間違い発見に貢献するのでは
……
と.
- その程度のシロモノなので,
コった機能はまだ付いていない.
たとえば前の BEGIN についてるタグを
スタックにプッシュして,
次の END が来たら自動的にポップするようなのは
ありません.
まだこの書式をこの先も使うかどうか
決めてないんだよねー
- filewriter.h がひとまずできたんで,
メイル書いたり
ぎょーむ日誌書いたり
……
- 今日も右横 5m 離れたところで
お役所文章朗読会は盛会のようである.
官僚にこんな悪癖あったとは大多数の国民の知らぬ
ところだろう.
自己陶酔の度合いとハタ迷惑さ加減において
暴走族やカラオケに良く似ているというべきだろうか.
1730 すぎても
やっかましいんで
さっさと帰りたいんだけど,
某あやしげ編集部が次の校正刷りを送信するってんで
待機状態.
- トイレからの帰路ふと新聞置き場をの棚を見ると,
朝日新聞夕刊の第一面に例の
大江戸線の路線図が.
えーと
……
大門 (浜松町) から新宿は近くなりそうだけど,
秋葉原は近くならない
(どうもこの路線は秋葉原を
ぐるっと迂回するように走ってるみたいだ).
たぶん地下鉄でアキバに行きたければ,
なんか別の路線に乗ればよいのだろうか
……
うーん,
営団の路線図みてもよくわからん.
たぶん浜松町→秋葉原は山手線で
行くのが一番速いんだろう.
- お役所ヨタ話を強制傍聴させられながら
1830 まで待機したけど,
某あやしげ編集部はついにぎょーむ遂行能力の
限界に到達したらしく,
校正刷りなるものを送って来ない.
腹も減ったからかーえろっと.
- 1840 研究所発.
本屋 dan でうろうろ.
1910 東京モノレイル浜松町発.
1950 帰宅.
- 晩飯食ってメイルをダウンロードしようとすると
3 MB のメイル爆弾.
ただちに fetchmail は中止して
どこの莫伽が送りつけてきたのか
調べるべくメイルサーヴァーにログイン.
東大の某気象学研究室の某阿呆 (知らない人物) が
地球フロンティアの構成員と準構成員と
私みたいなちんぴらまで全員に
NOAA 関連の巨大 pdf ファイルを
何も考えずに転送したものと判明.
つまり virus でもなければ
悪意の攻撃でもなく,
単に思慮の足りないマヌケがあちこちに
迷惑をかけまくってということだ.
お役所文書朗読や老人性感情失禁電話に興じている連中同様
こういう畜生はもはや処置無し更正不可能なので
早め早めに天寿をまっとうしてくれるよう
祈るばかりである.
- とりあえず呪われ filewriter.h で
ストリーム継承できたんで,
ココロ静かにライブラリーの構成全体を
再検討し,
コード手直しの方針を検討する.
- 今日の食卓
- 朝 (0720):
米 0.5 合.
昨晩の野菜炒めの残り.
- 昼 (1215):
弁当.
米 0.9 合.
昨晩の野菜炒めの残り.
- 晩 (2030):
米 0.5 合.
雑炊.
野菜炒めの残りに
キャベツと高野豆腐を追加.