ぎょーむ日誌 2000-01-09
2000 年 01 月 09 日 (日)
- 0440 起床.
天気不明.
今日は間違いなく掛け値なしの早起きだ.
うん.
- 0457 自宅発.
天気は晴.
耳が痛くなるほど寒い.
0513 JR 琴似駅横通過.ローソンで紅茶買う.
路面の雪は凍りついている.
バリバリと踏み砕きながらさっさと歩く.
0535 恵迪 (けいてき) 寮横から北大内に侵入.
まだ暗いのに大学構内を
散策する人ジョギングする人
ちらほら.
「早いですね」
散歩のおばさん.
ええ,
そちらも.
0550 研究室着.
家からここまで 50 分ちょっとか.
やはり雪のついた道は時間かかるようだ.
- ロッカーから装備を出してざっと点検.
お湯をわかし
サーモスに紅茶充填.
招集をかけた本間さん登場.
高橋さんも来る.
7階に探しにいくと
成田さん見つかる.
今日の雪掘り部隊はこの 4 人である.
平均年齢高し.
0620 ごろ研究室発.
- 道央道で旭川へ.
私以外の三人はニコチン中毒なので
車内はつねに紫煙に満ちている.
北転して 1125 西興部村 (人口 1300人) 着.
途中,
名寄の植村さん宅により除雪用のスコップを貸していただく.
村立の
ホテル兼風呂屋兼お土産物屋兼レストランにて昼飯.
「村長ラーメン」
卓抜なセンスを感じさせるネイミングの一品を注文した.
- 1230 ごろ.
西興部よりちょっと東にある.
本間さんの調査地着.
車を置いた県道からここまでの林道は
スキーをはいて歩いてきた.
高さ 15m ぐらいの細い樹木立ち並ぶ二次林の斜面.
ちかくには針葉樹を植林している丘陵もある.
積雪は 50 cm ぐらい.
天気よく無風.
寒くない.
極低温暴風下の作業を覚悟していた身としては,
助かったというほかない.
雪掘り作業開始.
- 10m 方形区ふたつから雪を取り除き,
そこに生えているササを露出させ
低温にさらして全滅させる.
今回の作業の目的.
方形区の斜面下がわに 4 人が整列.
スコップで雪を掘っては下へ横へと投げ捨てる.
雪をどけるとササが立つ.
緑の葉を維持したまま春まで待機していた連中.
- 1630 作業終り.
結局,
10 m 方形区 1.5 個の除雪に終わる.
目標の 2 個に届かなかった.
すでに日は落ちて
(なにしろ日本の最東に近い)
周囲は急速に暗くなり気温低下しつつある.
撤退開始.
細い三日月と満天の星の光が
帰路の林道上の雪面を照らす.
全体に緩い下りになっているので
スキーにて滑走できるところもあり.
あたりに人家がまったくないため,
天の川らしきものまで見える.
- 約 75 立法メートルの雪を掘っては投げ捨てた計算になる.
雪の比重を 0.3 とすると 23 トン.
ひとりあたり 6 トン弱の雪を動かしたのか.
- 帰路途中スコップを返しにいった植村さん宅にて
コーヒーをごちそうになる.
2030 ごろ.
士別市で晩飯.
食堂に演習用小銃空砲の空薬莢が陳列されてる.
帰りは成田さんの運転がほとんど.
参加者の中で「車ころがし」に寄与していないのは
私だけである.
- 2340 研究室に無事帰り着く.
あー疲れた.
- 帰宅する決心がつくまで時間がかかったものの,
ついに
0130 研究室発.
暗くて寒い道を歩いて三角山ふもとを目指す.
0240 帰宅.
今日はよく運動した.
- 今日の食卓
- 朝 (0445):
食パン・コーヒー.
半分寝ぼけたまま食べる.
- 昼 (1130):
「村長ラーメン」
850 円.
上述の西興部村の観光センター
らしきところで食べる.
外食するのは忘年会いらいか.
で,
このラーメンは
近くで獲れたらしいエゾシカ肉を
砂糖醤油で煮たもの,
ギョウジャニンニクなどを具に載せている.
みじん切りのネギ多数が浮遊している
脂っぽい
スープは豆バン醤でも使っているのだろうか
トウガラシ辛い.
東日本のならいとして,
麺は黄色く太くちぢれている.
かなり大きくフラットな丼にて供された.
- 晩 (2100 ごろ):
野菜炒め定職.
750 円.
士別市の名前失念した食堂にて食べた.
鉄板に載せて供された野菜炒めの構成は
キャベツを主体としたものである.
しかしカボチャの薄切りが混入している
ところが独自であり,
しかもなかなかそれが悪くない.
同じ鉄板上の生卵は
たちまち目玉焼きになった.
漬物は自家製らしい奈良漬,
味噌汁にミツバ.
工夫を重視しているらしい.
他の人は味噌カツなどを食べている.