DATE: 2004/10/26 12:25:31 +0900 更新
これまでの 自由集会 (データ解析 & 計算生態学)
第51回日本生態学会大会 (釧路) の自由集会

デ−タ解析で出会う統計的問題
  -- 多重検定と多重比較をめぐって

2004年 8月 28日(土) 18時 00分 (B 会場) 開催
企画者: 粕谷英一 久保拓弥
このペイジは久保 (kubo@ees.hokudai.ac.jp) が作成しました. 何か問題ありましたら久保まで御連絡ください.
(目次) 企画の趣旨 | 話題提供 | 参考文献・参考リンク

企画の趣旨

生態的なデ−タの解析では、多くの処理や条件の間で比較するときや多くの変数や 要因の間の関係を分析するときなど、検定は1回ではなく多くの検定が行われること がよくある。一緒に行われる検定が多くなれば、 『どこかで少なくとも1回誤って帰無仮説を捨てて有意であるとする確率』 は当然高くなる。 この検定の数の効果を補正するのが多重検定や多重比較の問題であり、 さまざまな方法が使われてきた。だが、 多重検定や多重比較の効果の補正は、不適切な手法を選びやすく、目的に合わない使 い方の巣窟であると言えるだろう。 まず粕谷の話題提供では、 一筋縄ではいかない多重検定や多重比較を、 統計的方法の原点から考えて、対応する力を高める機会とするのが目的である。 次に久保が統計ソフトウェア R を使った多重比較の簡単な例を示す。 同時にやや異なった観点から 「統計学的な多重比較するときに常に多重検定は必要か、 モデル選択でもっと簡単にならないか」 という問題も検討する。

この自由集会では多重比較などに必ずしもくわしくない人の来聴を想定して、 初歩的な内容から問題に取り組む予定である。 さまざまな分野の人に集まっていただいて、 多重比較・多重検定の問題について意見を交換したい。

話題提供:

多重比較と多重検定の方法選び − どんなときに、何を
粕谷英一 (九州大)
統計ソフトウェア R でやってみる多重比較
久保拓弥 (北海道大)

参考文献・参考リンク

R 関連のリンク

多重比較・多重検定・モデル選択・R 関連の文献


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