Mathematica に描けぬグラフ無し

……というのはちと大げさですが…… Mathematica は (とくにリスト構造のデータの取り扱いと グラフィック生成に関して) 優れたプログラミング言語なので 「こーいうグラフ描けないかなぁ」と思ったグラフは, まぁたいていは描けるのではないかと思います.

以下に一例をあげます. 1998年4月22日に九大の粕谷さんは jeconet (生態学のメイリングリスト)に 以下のような投稿をしました. [jeconet:3106] からの抜粋です;

さっそくMathematica で以上のような仕様を満たす プログラムを作成してみました. 下の図はその出力例です.


このグラフ描画に必要なプログラムと上の例に用いたサンプルデータは, 以下をクリックすればダウンロードできます(注:ハードウェアあるいは WWWブラウザーによっては, たんにクリックするだけでだめで`Save Link As...' といった操作を しなければならないかもしれません);

このプログラムは私のLinux マシンのMathematica 3.01 で 動作を確認しました.Mathematica 3 が動作するなら, どんなハードウェアやOS でも同じように動作するはずです. やはり未確認ながら, Mathematica 2.x でも問題なく動くでしょう (このプログラムでは基本的な命令しか使用していないため).

注意すべき点は,ReadList 関数で入力ファイル (上の例では"sample.txt") を読み込む部分です. おそらくこの部分は入力ファイルの絶対パスを正しく指定しないと 正しく動作しないでしょう. 例えば,"sample.txt" が/home/kubo ディレクトリに存在するなら,

と指定したほうがよいでしょう. Macintosh の場合だと,例えば"MacHD:kubo:sample.txt"という感じ になります ("MacHD"がヴォリューム名).


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