「Linux の機能と欠点」
1996 年に出版された`Inside Linux'では「Linux の機能と欠点」
として次の項目を列挙しています
(1999年12月の注:すでに実情に則していない項目もあります)
.
[機能]
(1) Linux は無料(フリーソフトウェア)である.
(2) Linux は堅牢である.
(3) Linux はハイパフォーマンスである.
(4) Linux はマルチタスクである.
(5) Linux はマルチユーザである.
(6) Linux はネットワーク機能がある.
(7) Linux は仮想メモリを使う.
(8) Linux はオープンシステムである.
(9) Linux は大規模な開発ツールセットがある.
(10) Linux はアプリケーションプログラムを提供する.
(11) Linux はコストパフォーマンスのよいハードウェアを使う.
[基本的な欠点]
(1) Linux はマイクロカーネルではない.
(2) Linux は分散オペレーティングシステムではない.
(3) Linux は安全ではない.
(4) Linux は形式的式に設計されていない.
(5) Linux は現代的なプログラミング言語を使って構築されていない.
[一時的な欠点]
(1) Linux を実行できるのハードウェアは……
(2) Linux はMS-DOS プログラムを実行しない.
(3) Linux はWindows しない.
(4) Linux はユーザスレッドがない.
(5) Linux はストリームがない.
(6) Linux はシンメトリカルマルチプロセッシングがない.
(7) Linux はリアルタイムスケジューリングをサポートしない.
(8) Linux は肥大化しつつある.
<文献> Randolph Bentoson(1996, 翻訳1997)
`Inside Linux'
レーザー5出版局(ISBN-900813-21-4)
(1998.04.26 作成・久保拓弥 kubo@ees.hokudai.ac.jp)
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