平成18年12月26日 環境科学院の教育に参画しようとする助手の皆様 本学では19年度にほとんどの助手が助教となると思われます。この変更は各部局 の取り扱う事項ですが、本学院の教育に助教として参画する場合には、その職務に相 応しいことを審査することとしました。下記にあるように助教の職務を規定し、その ための審査内容を決めました。審査に際して、提出書類、期日などをお知らせします ので、希望する皆様は遺漏のないように対応をお願いします。 環境科学院 学院長 池田 元美 1.職務 学位論文の指導は、学生に適切なテーマを選ばせることから、成果の公表までを含 むものである。特に博士論文はレフェリー制の学術誌に発表するまで指導することが 多い。 本学院の助教には、学位論文研究の指導について責任をもってもらうが、2、3程 度の修士論文の指導を完了してから、当該専攻の承認を経て博士論文の指導にあたる こととする。また、修士論文審査の主査となることができるが、博士論文は副査にな れるのみとする。 任期付き助教の在任期間が指導する学生の修業年限未満の場合は、原則として学生 の指導をできないこととするが、どうしても指導を必要とする場合には、常勤の指導 教員を配置するなどして、学生指導に対する責任体制を明確にする。 大学院の講義を主たる実施責任者として担当できる。 教授会構成員とする。 助教はキャリアパスの一部であることにかんがみ、教育や管理に過大な負担を負わ せないように周囲が留意する。 2.助教への審査 学位論文の指導および審査をするには、少なくとも博士修了に求められていること と同等以上の実績が必要であるが、いわゆる丸合ほどの厳格な条件は必要としない。 筆頭著者(責任著者)あるいは指導する学生が筆頭著者である論文が、当該学問分野 の標準程度(1年1報程度のところが多い)あることが目安になるものの、固定的な 審査基準とはしない。たとえば、論文数は少なくても、オリジナリティーの高い研究 や、当該学問分野を牽引するような研究を行っている助教は、論文指導・審査をする にふさわしい。またこれまで学位論文指導を行ってきた実績も評価する。 客観性を持たせるため、学外から4名の審査員を招聘し、すべての専攻をまとめて 審査する。審査員は各参画部局と専攻のバランスに配慮し、現在の拡大専攻長会議構 成員、および、学外から地球科学、生物学、物質科学、農学の各分野の専門家を1名 ずつとする。 各部局の助教審査を経て助教となることが認められた者、あるいは本年度中に審査 を受ける者に、本学院助教審査に申請することを認める。ただし、所属部局の審査結 果が不合格になった場合は、本学院の審査を中止する。 3.提出書類 (1)履歴書 (2)研究業績一覧 (3)教育経験一覧 (4)今後の教育についての抱負(1000字以内) (5)その他、自己の研究、教育能力について、審査に役立つと思う記述 4.申請期間 平成19年1月15日(月)から31日(水)まで 5.提出方法 上記提出書類をPDFファイルとして、次の2名に送付してください。 環境科学院 学院長 池田 元美、メイル: ... 同 副学院長 中村 博、メイル: ... 6.問合せ先 環境科学院 学院長 池田 元美 電話: ...