DATE: 2003/04/18 10:20:02 +0900 更新
自由集会 ( 計算生態学 ……かな? 第50回日本生態学会大会・つくば)

デ−タ解析の落とし穴,    
    穴から脱出する計算機ワザ

2003年 3月 22日(土) 18時 00分 (中ホール200 会場) 開催
企画者: 粕谷英一
  久保拓弥
このペイジは久保 (kubo@ees.hokudai.ac.jp) が作成しました. 何か問題ありましたら久保まで御連絡ください.

(目次) 企画の趣旨 | 話題提供 | 参考文献・参考リンク

話題提供:

  1. 変数変換の落とし穴 (当日の投影資料は粕谷さん website 統計 関連のペイジにあります)
       粕谷英一 (九州大)
  2. 計算機実験用ランダム標本集団の飼い方・しつけ方 (当日の投影資料の PDF ファイル, 230KB)
       久保拓弥 (北海道大)

参考文献・参考リンク

R 関連のリンク

一般化線形モデル・確率分布の文献


企画の趣旨

野外調査や実験で得られた生態学的データを統計学的な手段で解析するときに、 多数の落とし穴がそこにもここにもあなたを待っている。 この自由集会では、 おちいりやすい誤りとそこからの脱出方法について議論したい。

まず粕谷が、 変数変換とその周辺にひそむ落とし穴について説明する。 分散が一定でないデ−タに適当な変数変換をほどこした後で 分散分析や重回帰を行うというのはよくあるデ−タ解析の流れである。 角度変換、 平方根変換、 対数変換などはおなじみの変換である。 だが、 変換した後のデ−タを使った分析結果がもとのデ−タについて語るのは何だろうか。 変数変換したデ−タに重回帰や いくらか複雑な分散分析を適用したときに起こる誤りを検討し、 誤りを避ける手段をさぐる。

つぎに久保が統計学的まちがいを自力で発見する方法論のひとつとして、 ランダム標本集団を「飼い慣らす」 計算機ワザの基礎を紹介したい。 Free な統計ソフトウェア R や言語 Perl の命令をいくつかならべるだけで、 さまざまな乱数セットを作りだせる。 この「標本」は統計学の実験材料として利用価値が高い。 統計ソフトウェアに読み込ませて 推定結果と真の値のずれを評価する、 といった応用的実益はもちろん …… 統計学の背骨なす「確率論的モデル」と「その標本集団」、 これら中核概念への「親しみ」わいてくる効果も指摘したい。


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